統合セキュリティーサービスを提供する英MessageLabs日本法人は4月13日、アスキーアート(AA)を使ったスパムメールがここ数年、確認されていると報告した。AAで目立たせながら文字を読みにくくし、キーワード検索によるアンチスパム技術をすり抜ける狙いで、今後増える可能性があると注意を呼び掛けている。 AAは専用ツールを使って制作されており、例として、青い錠剤の写真をAA化し、薬剤販売Webサイトに誘導するスパムメールを紹介している。カラフルなAA入りスパムはまだそれほど多く確認していないが、今後増えていく可能性があるという。 MessageLabsは、専門機関「MessageLabs Team Skeptic」で毎日数十億件のWebページ、電子メール、インスタントメッセージの監視を行っているという。
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