あと3年に迫った2020年の東京オリンピック・パラリンピック(東京五輪)。東京五輪の大会運営を支えるシステムの構築プロジェクトは2016年から始まっている。現在は設計段階だ。 東京五輪向けのシステムは、ボランティアを管理するポータル、選手や報道機関などの関係者の管理システム、そして競技結果を0.5秒以内に配信するシステムなど多岐にわたる。 これらのシステムの構築プロジェクトを率いるのが、フランスに本社を置くITベンダーAtos(アトス)だ。AtosはIOC(国際オリンピック委員会)と最上位となる「トップ(The Olympic Partner)」契約を「IT」カテゴリーで結び、2002年から夏季、冬季の五輪向けシステム構築を率いている。 2020年の東京大会ではAtosの傘下で、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(組織委員会)と契約を結ぶ、NTTグループ、NEC、富士通など