こんにちは、ムセンコネクトCEOの水野です。(プロフィール紹介はこちら) 本テーマは動画解説をメインとしておりますが、テキストでの解説もご用意しております。 視聴が難しい方は本ページをスクロールしてご覧ください。 Bluetoothで長距離通信を実現しようとした場合、Bluetooth 5.0以前では送信出力を上げる方法(≒Class1を選択する)しかなく、最終製品の平均電流も大幅に増えてしまう課題がありました。しかし、Bluetooth 5.0以降からは新たに導入された長距離通信機能『Coded PHY(Long Range)』を使うという選択ができるようになりました。そこで本日は、Coded PHYに関する基礎的な部分を解説し、さらに実際の通信テスト結果をご紹介します。 PHYとは?その種類とは? Bluetoothの構造は層(レイヤー)になっており、一番下のベースレイヤーをPHY(フ