元彼と関わるとなんで軽く鬱みたいになっていったのか。 物事について即座に優劣で評価する人だった早押しクイズみたいに。評価が高速で断定的であればあるほど頭の回転が速いと考えているようだった。 優越の欲求自体は私の中にも存在するし、それが無ければ大学受験や就職活動を乗り切れていないようにも思う。 エナドリ飲むように、優れていたいとか勝ちたいとかいった感情に酔っぱらうことで戦えるという一面はあるけど、それが人生のすべてではない。 勝つことが全く意味がないとも思わず、人生のなかの重要な一部であるとも思うけど、プライベートの人間関係に持ち込むのは相性が悪いから使い分けが必要だと今の私は考える。 しかし優勝劣敗が物理法則のようにこの世のすべてに当てはまるような世界観を手放さない人だった。 私をマウント素材にしつつ私のブスさを憎んでいた身長が低い男性や、肥満体型の男性など、女性受けがよくなさそうな容姿の