小学生の時に思い描いていた大人と大きく乖離してしまった現実に泣いてしまったというダイアリを見てふと思った。 成人式なんてとっくに過ぎてしまった二十代だが、俺もあの頃想像していた大人にはなれなかった。 小学生のころ、いつもは病気なんてかからない母が40度近い熱をだして寝込んだことがあったんだ。 当時の俺は少しでも母に元気をだして欲しくて、母の大好物なスタバのキャラメルマキアートをご馳走してあげようと、自転車で3kmくらい走って買いに行った。 今思えば熱の時にキャラメルマキアートは別に飲みたくならないだろうし、3kmの道のりであったかい飲み物も冷めちゃうだろと思うけどね。 小学生の脚力ではしんどい3kmを走り終えてスタバに着いて、店員のお姉さんに「キャラメルマキアート一つお持ち帰りでください」って頼んだら、「ぼく一人で来たの?お母さんは?」と聞かれたのを鮮明に覚えてる。 「お母さんが元気ないか