巨額汚職、ヤミ献金、裏金――昭和から令和にかけて、自民党が繰り返してきた「政治とカネ」の問題。渦中の政治家の発言とともに、事件の数々を振り返ります。
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(以下の原稿は、溝口敦&荒井香織編著『ノンフィクションの「巨人」佐野眞一が殺したジャーナリズム 大手出版社が沈黙しつづける盗用・剽窃問題の真相』(宝島社)への執筆依頼に応じて書いたものの、編集部の独断で掲載見送りとなったものです。初稿を送った段階で一悶着あったのですが、こちらから譲歩できる限りでの書き直しなどを提案しても返信すらなく、校了を他の執筆者のツイートで知り驚いて連絡したところ事後的に掲載取り止めを伝えられたという、ちょっと経験したことのない経緯でのボツでした。編集部から告げられた掲載不可の理由は「他の執筆者への仁義にもとるから」というものでした。自分としてはそんなにヘンなことを書いたつもりはないし、多少は役に立つことも書いてあるんじゃないかと思っているものでもあったので、「Real-Japan」編集部に相談し掲載していただくことにしました。字数調整のために削除した部分を戻したり、
2000年、六本木で働いていた英国人女性ルーシー・ブラックマンさん(21歳、死亡当時)が行方不明に。のちに神奈川県三浦市内の海岸にある洞窟で発見された彼女の遺体は、陵辱のすえにバラバラに切断されていた。 捜査一課の刑事らによる執念の捜査の結果、会社役員・織原城二(48歳、逮捕当時)が真犯人であること、ルーシーさんの他に織原による性犯罪の被害者は200人以上いることが判明。その手口は、アルコールや薬物によって女性を昏睡させ、暴行する様子を撮影するというものだった。押収したビデオテープに記録されていた卑劣極まりない行為の一部始終とは――? ここでは捜査に携わった刑事たちが事件の真相を語った『刑事たちの挽歌〈増補改訂版〉 警視庁捜査一課「ルーシー事件」』(髙尾昌司 著、文春文庫)を一部抜粋して紹介する。(全2回の1回目/続きを読む) ◆◆◆ ビデオテープの映像を解析していた阿部管理官は、内容があ
事件史の残るヤクザの抗争が生んだ『前橋スナック銃乱射事件』 小日向死刑囚の確定判決文によると、事件が起きたのは2003年1月25日午後11時25分ごろ、前橋市三俣町のスナックだった。指定暴力団住吉会幸平一家矢野睦会の幹部だった小日向死刑囚と、山田健一郎死刑囚が拳銃を乱射し、一般人の客3人を含む4人を殺害。犯行の指示を出したのは矢野睦会会長だった矢野治死刑囚(2020年1月に東京拘置所で自殺)だ。 対立していた稲川会系暴力団元幹部の殺害を狙った犯行だったが、元幹部は銃弾1発が命中し、重傷を負いながらも一命をとりとめた。小日向死刑囚は逃亡先のフィリピンなどに入国する際に偽造パスポートを使用したかどで逮捕され、警察の調べで銃乱射についても全面自供。その供述が山田死刑囚と矢野死刑囚の関与など、事件の真相究明に繋がった。 拳銃乱射事件があったスナック加津の現場検証をする群馬県警の捜査員 ©️共同通信
何かと話題になりがちな「コンカフェの闇」問題。過去のトラブルをまとめてみました。 秋葉原のコンカフェリストはこちら↓ 【2022年更新】秋葉原メイドカフェ・コンカフェまとめ200軒以上秋葉原といえばオタクの聖地。オタク向け店舗が軒を並べ、路上には客引きやビラ配りを行うコスプレをした女性の姿も多い。とても多い。ほんとうに... そもそもコンカフェとはそもそもコンカフェって何?と思われている方も多いかと思われます。 コンカフェとはコンセプトカフェの略で、特定のコンセプトに基づいた世界観を演出しているカフェのことです。 元はメイド喫茶の派生的に出現してきたカフェを意味していたが、今では規模が逆転し、メイド喫茶もコンカフェの中の1ジャンルとなっています。 コンセプト”カフェ”とはいうものの、その実態は専らコスプレキャバクラといった店舗も多く、悪質な業者も参入しており、ボッタクリ被害にあったという報
Tさんの元娘婿である石崎照夫(逮捕当時46・仮名)が警察にこう供述したことから、石崎の実家である長野県の民家の庭の花壇を掘り起こすと、シートにくるまれた状態のTさんの胴体のみが発見された。 遺体の一部を「キムチ鍋にして食べた」と証言 石崎は元妻との間にひとり娘がいる。事件の5年ほど前に離婚し、妻とは離れて暮らすことになったが、やがて娘も施設に預けられることとなった。妻子との縁は薄くなったいっぽう、仕事に就けなかったことから、離婚後もTさんのもとで働いていた。 事件は仕事上の恨みによるものか、元家族としてのトラブルが元凶か。ところが公判で石崎は「私自身の正義」といった発言を連発し、歪んだ正義感を爆発させる。さらには殺害後にTさんの遺体の一部を「キムチ鍋にして食べた」と、にわかに信じがたい異様な犯行手口を明かしてもいた。 ◆◆◆ 石崎に対する裁判員裁判は、Tさん殺害から2年後の2013年6月か
原発事故以降、福島県では放射線を浴びた人からの鼻血被害が多発していると描いた『美味しんぼ』が福島県民への差別表現だと抗議を受けた件、 小学校の図書室で『はだしのゲン』の閲覧制限をすべきとの声があがった件…… このようなマンガをめぐる事件・トラブルは昔からたびたび起こってきた。 1930年代から2010年代までに起こった数々の事件を紹介する満月照子+桜井順一『日本マンガ事件史』(鉄人社)が去る6月11日に刊行された。 この本から見えてくるのは「事件にはパターンがある」そして「これらの事件はマンガ以外のほぼすべての業界においても無縁ではない」ということだ。 ■事件・トラブルの4つのパターン筆者なりに4つに集約すると 1.差別的表現、教育上よくない(と抗議者が考える)表現に対する民間団体や個人からの抗議 2.カネ・権利をめぐる作家・企業のトラブル 3.政治的思惑による当局からの介入 4.諸外国の
事件の中には、その時代にしか起こり得なかったと思われる性格を持つものと、いつの時代にもありそうな性格のものがある。 今回取り上げるのは、博士号を持ち留学経験もあるエリート医師が16歳の富豪令嬢を暴行して妊娠させ、堕胎を図ったという事件。メディアに大きく取り上げられた。 いま起きてもメディアが大騒ぎするだろうと思える半面、令嬢に性の知識が全くなかったことなど、信じられないような側面もある。当時、性教育の必要性をめぐって活発な論議が展開された。一体どんな事件でどこに特異性と普遍性があったのか――。 今回も文中、現在では使われない「差別語」「不快用語」が登場する。文語体の記事などは、見出しのみ原文のまま、本文は適宜、現代文に直して整理。敬称は省略する(被害者のみ匿名)。 「座薬治療の必要がある」と言って… 事件が発覚したのは1923(大正12)年3月。この年は、労働争議、小作争議が多発する中、9
※画像が読み込まれない場合はリロードして下さい このページとあわせて読まれている記事 reiwa201912.hatenablog.com 日本共産党員が起こした事件・社会への影響 日本共産党が起こした事件① ▼練馬事件 練馬警察署の印藤巡査を鉄パイプで殴り殺し、拳銃を強奪。 共産党系の組合員を逮捕したことへの報復 日本共産党北部地区軍事委員長逮捕 同上 日本共産党が起こした事件② ▼田口村事件 5人の警官を集団で暴行し、拳銃を強奪 同上 日本共産党が起こした事件③ ▼白鳥事件 共産党員が警官(白鳥課長)を射殺。 党員の暴力事件を取り締まっていたことへの報復テロ 同上 日本共産党が起こした事件④ ▼曙事件 日本共産党(山村工作隊)が山梨県曙村の地主宅に棍棒を持って乱入。 地主だけでなく妻子にも暴行し重傷を負わせた後、現金4860円と籾1俵を強奪し逃走 日本共産党が起こした事件⑤ ▼横川元代
親子、夫婦、きょうだい……家族間の暴力や虐待など、家庭内で起きる悲劇が後を絶たない。なぜ肉親に対して殺意を抱き、一線を踏み越えてしまうのか。傍聴人でライターの高橋ユキさんに、2016年に千葉県酒々井町(しすいまち)で起きた姉弟間の殺人事件をふりかえっていただいた。 そんな連絡を受けて友人たちは2016年9月12日の昼過ぎ、森本翔さん(仮名、当時21)の住む、千葉県酒々井町の一軒家に向かった。 「Twitter(当時)を毎日更新しているのに、更新が途絶えて心配だったことと、彼自身、不幸なことが続いていて、首を吊ろうとしたこともあったので、何かあったんじゃないかと思った」 とのちに語る友人が心配しながら一軒家のインターフォンを押すと、玄関先に出てきたのは翔さんの姉の森本麻里(仮名、当時25)だった。「翔は今、家にいない」と言われたが、友人は信じなかった。過去にも麻里から「いない」と言われて帰宅
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