戸川純「好き好き大好き」のミュージックビデオが、アルファミュージック公式YouTubeチャンネルでオフィシャル・アーカイブ公開。インフォメーションによると、「近年海外のTikTokから火が付いて世界各地で配信再生数が激増中」とのことで、これを受けて今回公開されています
タグ検索の該当結果が少ないため、タイトル検索結果を表示しています。
つらつら考えると、私の大学二、三年時分の生活というのは、実に情けない空虚なものだった。つきあっている女はいないし、大学の授業は面白くないし、歌舞伎を中心に演劇を観に行ったり、テレビで録画した映画を観たりはしていたがそれも孤独で、小説が書けなかったのも無理がないと思う。実際、若くして小説を書く人というのは、無頼でももっと充実した生活をしているものだ。 当時松田聖子や中森明菜がはやっていたが、私の音楽の趣味はクラシックで、デヴィッド・ボウイとかにもさしたる興味はなく、同世代の人間からも浮いていて、最近同年代のおじさんはロックが、とか言われても、自分は違うなあと寂しく思うばかりである。 そんな大学時代、戸川純だけは、ちょっとした機縁から割と欠かさず聴いていたのだが、いま考えるとこの戸川純好きは、唐十郎が好きだったのと同じアングラ趣味だったらしい。 最近新装増補版が出た『戸川純全歌詞解説集』(pヴ
また出てきた虫の音楽 ゴンチチ「春蝉」 ゴンチチのアルバム『humble music』より。「春蝉」は春に鳴き出す蝉のことで、今年は暖かくなるのが早かったのか3月の末くらいから鳴いているそうです。今回のテーマは「虫の音楽」の2回目で「また出てきた虫の音楽」。 humble music アーティスト:ゴンチチ ソニーミュージックエンタテインメント Amazon 戸川純「蛹化の女」 松村さんの選曲。戸川純さんの1984年のデビューアルバム『玉姫様』に「蛹化の女(むしのおんな)」という曲があります。パッヘルベルの「カノン」に戸川純さんが歌詞をつけています。セミの冬虫夏草(セミの幼虫にキノコが付いて、そこから頭を突き破って生えてくる)のことを歌っているそうです。 玉姫様 アーティスト:戸川 純 ソニー・ミュージックダイレクト Amazon
「娘がなぜか戸川純を口ずさんでいる」「子どもがiPadで『好き好き大好き』を流してるけど、なんで?」、というSNS上のつぶやきが目に付き始めたのが10月下旬。戸川純の「好き好き大好き」(1985年)を使ったTikTok動画が世界中でバズを生んでいることは、リアルなTikTokユーザー世代である若年層がいち早くキャッチアップしていた。 TikTokで「好き好き大好き」を使用した動画を見てみると、北欧、東南アジア、EU圏の若い世代を中心に、ハロウィン時期と重なったこともあり、ホラーテイストの動画やNetflix最大のヒットドラマ『イカゲーム』の登場人物になりきったサイコな動画などが大多数を占めている。中には戸川純本人、または〈好き好き大好き〉というフレーズの意味を知っているのか、ロリータ風の格好や少女のようなコスプレで自己アピールする映像も見受けられる。だが、ほとんどの場合で歌詞の内容とは無関
イギリスの月刊音楽誌『WIRE』の目下の最新号(454号)に戸川純のインタビュー記事がかなり大きく掲載されている。「Blow Up Yr Idols」というタイトルの横に、白い服に白いコサージュのような花をつけた黒髪、そしてヤプーズのナンバープレートである「Y-108」をつけた戸川純。そう、これは2019年の芸能活動40周年記念の際に撮影された写真の一つだ。2019年は13年ぶりにヤプーズとして復活、8月に渋谷クラブクアトロで新編成でライブを行い、12月にはアルバム『ヤプーズの不審な行動 令和元年』を発表した(翌2020年1月にもリリース記念ライブを開催している)。その後、新型コロナウイルスによる世界的パンデミックによって“中断”されてしまったが、近年の戸川純が、レジェンドという扱いを吹き飛ばすほどに、勢力的に活動していることは誰の目にも明らかなことと言っていい。なお、現在のヤプーズには、
自分は青春から卒業してない、だから一生悩み続けるんだろうと思っている ──「神聖かまってちゃんは戸川さんの大ファン」という話は、以前からいろいろな場でしていましたよね。 の子(Vo, G) 大ファンも何も! 僕はもともとThe BeatlesとかSex Pistolsとかを聴いてたんですけど、17歳くらいの頃に戸川さんの表現と出会ったことで、自分の中の音楽に対する価値観が変わったんですよ。自己の解放の仕方というか……うまく言語化するのが難しいんですけど、そういう面で強く影響を受けました。16歳で学校を辞めてからの僕にとって、戸川さんが教科書みたいなものだったんですよ! 戸川純 どひゃー。 の子 戸川さんは神聖かまってちゃんの血となり肉となり骨となっています。それに改めて感謝します。だから自分の曲を歌ってもらえたなんて今でも信じられない。10代の頃の自分に教えてあげたい(笑)。 ──そもそも
70 年代ではなく、80年代の話になりますが、サブカルブームがありまして、あの不真面目さというかテキトーさというか、バカ軽いかんじが、もうどっぷり好きでした。どこまでが本気でどこまでがふざけてるのかわからないかんじ。 みうらじゅん、中島らも、鳥肌実、糸井重里、根本敬とか、ヘタウマなかんじ。その中でも一番好きだったのが戸川純であります。 戸川純といえば、サブカル女王w 元祖メンヘラちゃんw などのイメージですが、とんでもない才能の持ち主! 歌も芝居もヘタウマなんだけど、ほら、そこが好きだから! わたくし当時、サブカル雑誌『宝島』のライターだったのですが、なぜか戸川純には一度も会ったことなくて、それだけが心残りなのであります。電気グルーヴとか大槻ケンヂとかいろいろ仕事したのになぁ~。残念だ。 戸川純のユートピア ●戸川 純(とがわ じゅん、1961年3月31日 ~ )東京都新宿区出身。歌手、女
戸川純、ヴァージンVS、メトロファルスなどのキーボーディストとして知られる天才マルチ・プレイヤー、ライオン・メリィの90年代DTM宅録未発表集『XYZ』が、12月20日(水)にリリースされます。 1973年、シネマやタイツの前身となる一色進のクラウディに参加。1976年、メトロファルスの前身であるホット・ランディングに加わり、同時期にはあがた森魚のライヴ・サポートも担当。また、大滝詠一の多羅尾伴内楽團やアルバム『ナイアガラ・カレンダー』などに参加し、80年代初期に、あがた森魚率いるヴァージンVSのメンバーとして4枚のアルバムを、81年〜99年までメトロファルスのメンバーとして11枚のアルバムを発表。90年代は、戸川純を中心としたヤプーズのメンバーとして3枚のアルバムを、エコーユナイトのメンバーとして4枚のアルバムを残し、ナーブ・カッツェ、小島麻由美、たまなどのライヴ・サポートもこなしました
写真=iwahこの記事の写真をすべて見る 80年代初頭から俳優・歌手として活躍し、その唯一無二の存在感で多くの熱狂的ファンを獲得していた戸川純さん(62)。還暦を超えてますます意気盛んに活動している戸川さんに話を聞いた。 【写真】篠山紀信が撮った!週刊朝日の表紙を飾った戸川純さんはこちら(2枚) * * * ──還暦前後からライブ活動が再び活発になっています。 戸川:増えています。2006年に足腰を骨折してから2年間活動ができなかったのですが、久しぶりに歌ったら唖然としました。1オクターブしか出ない。ファルセットが出ないことがショックで。カラオケボックスでずいぶん汗を流しました。みんなはパーティーをする所だけど、私にとってカラオケボックスは訓練の場所で。 ──ライブはファンも本当に嬉しいです。 戸川:ありがとうございます! ──ファルセットがあまり出なくなったということですが、声の重量
タワーレコード新宿店~渋谷店の洋楽ロック/ポップス担当として、長年にわたり数々の企画やバイイングを行ってきた北爪啓之さん。マスメディアやWeb媒体などにも登場し、洋楽から邦楽、歌謡曲からオルタナティブ、オールディーズからアニソンまで横断する幅広い知識と独自の目線で語られるアイテムの紹介にファンも多い。退社後も実家稼業のかたわら音楽に接点のある仕事を続け、時折タワーレコードとも関わる真のミュージックラヴァ―でもあります。 つねにリスナー視点を大切にした語り口とユーモラスな発想をもっと多くの人に知ってもらいたい、読んでもらいたい! ということで始まったのが、連載〈パノラマ音楽奇談〉です。第18回は、読書の秋ということでロック/ポップスに登場する日本文学について綴ってもらいました。 *Mikiki編集部 ★連載〈パノラマ音楽奇談〉の記事一覧はこちら ロック/ポップスに登場する日本文学 今月から2
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く