パスワード・ファイルの作成とメンテナンス パスワード・ファイル作成ユーティリティORAPWDを使用して、パスワード・ファイルを作成できます。一部のオペレーティング・システムでは、標準インストール時にこのファイルを作成できます。 この項の内容は、次のとおりです。 ORAPWDを使用したパスワードの作成 パスワード・ファイルの共有と無効化 パスワード・ファイルへのユーザーの追加 パスワード・ファイルのメンテナンス ORAPWDを使用したパスワードの作成 ORAPWDコマンドの構文は次のとおりです。 ORAPWD FILE=filename [ENTRIES=numusers] [FORCE={Y|N}] [IGNORECASE={Y|N}] 次の表にコマンドの引数がまとめられています。
データベースの環境 (DBID、インスタンス情報、バージョン情報) インスタンス情報の取得 (V$INSTANCE) 現在接続しているインスタンス名、ホスト名、起動時刻などが取得できる。 SELECT INSTANCE_NAME, HOST_NAME, VERSION, STARTUP_TIME FROM V$INSTANCE ; DBID 情報の取得 (V$DATABASE) 現在接続しているインスタンスの DBID、チェックポイントなどが取得できる。 SELECT * V$DATABASE ; DBA で接続可能なユーザー (V$PWFILE_USERS) パスワードファイル認証にエントリされている(SYSDBA または SYSOPER システム権限がある)ユーザーの一覧 SELECT * FROM V$PWFILE_USERS ; バージョン情報の取得 (PRODUCT_COMPON
■RMANのDELETEコマンド使用 ①スレッド番号、ログ順序番号を指定する場合 例)スレッド番号1、ログ順序番号 200番まで(200番も含む)アーカイブログファイル を削除する oracleユーザで実行 %rman target / RMAN> delete archivelog until sequence 200 thread 1; ②日付を指定する場合 例)七日前までを削除する oracleユーザで実行 %rman target / RMAN> delete archivelog until time 'sysdate-7'; ③全削除する oracleユーザで実行 %rman target / RMAN> delete archivelog all ; ■OS コマンドでファイルを削除した後に、RMAN を使用 oracleユーザで実行 %rman target / ①OS 上
起動スクリプトのリンク 起動(停止)スクリプト( etc/init.d/dbora ) のリンクを 起動(Start)する場合には SXXdbora でリンクし、停止(Kill)する場合には KXXdbora でリンクする。 OS が Oracle が起動中であることを判別するためのロックファイルに関する記述がなければスクリプトに追加する。(例: /var/lock/subsys/dbora など) RUNLEVEL 0,6 に KXXdbora を設置 / RUNLEVEL 3,5 にSXXdboraを設置 XX は任意の実行の順番を示す数字、例えば httpd の前に起動して、httpd の終了後に起動するなど cd /etc/rc3.d (/etc/rc[RUNLEVEL].d 、rc5.dも同様に行う) ln -s ../init.d/SXXdbora . cd /etc/rc0.
表領域の記憶領域パラメータを表示 † SELECT tablespace_name, initial_extent "INITIAL", next_extent "NEXT", min_extents, max_extents, pct_increase, status FROM dba_tablespaces; ↑ 改良版 † select d.tablespace_name, 現サイズ "現サイズ[MB]", round(現サイズ-空き容量) "使用量[MB]", round((1 - (空き容量/現サイズ))*100) "使用率(%)", 空き容量 "空き容量[MB]" from (SELECT tablespace_name, round(SUM(bytes)/(1024*1024)) "現サイズ" FROM dba_data_files GROUP BY tablespace_n
Statspack はパフォーマンス上の問題点を診断する Oracle 標準のツールで、Oracle 8i から提供されています。 Oracle 10g では Statspack に置き換わる機能として、自動ワークロードリポジトリ(AWR)という新機能がリリースされたため、Statspack はマニュアル(Oracle Database パフォーマンス・チューニング・ガイド)から削除されてしまっていますが、機能自体は存続しています。 (Statspack がこのような扱いになっているのは、AWR を使用するには Diagnostic Pack というオプションのライセンスが必要であるために、実際問題としてほとんどのユーザーが Statspack に相当する機能を使えなくなってしまうからではないかと推測しています。) ということで、Oracle 10g で Statspack を使用するには
Oracle社が提供するディスクIO性能ベンチマークツール「ORION」を用いて、Windows環境上でディスクのIO性能を測定する際の手順メモです。 「ORION」は、Oracle DatabaseのIO制御プログラムをベースにして作成されており、RDBMSの様々なワークロードパターンをシミュレートしてディスクIO性能を測定できる優れたベンチマークソフトです。Windows版・Linux版・Solaris版・AIX版・HP-UX版が提供されており、異なるプラットフォーム間でディスクIO性能を比較する用途でも利用できます。 動作確認環境Windows XP Professional SP3 Filesystem : NTFS 3.1 (5.1)Windows 7 Home Premium Edition SP1 (x64) Filesystem : NTFS 3.1 (5.1)Window
Virtualization, Operating System, Storage, Cloud Computingストレージパフォーマンスを計測するには単純なddコマンドからiozoneといった複雑なベンチマークツールまで数多のツールが存在します。そん中、もしあなたが「DBのI/Oパターンに似た負荷で、猫でも扱えるような性能テストツールはないものだろうか?」と思い悩んでいたなら、Oracle ORIONをお勧めします。 Oracle ORIONは無償で使えるI/O性能測定ツールで、主要なOSで使用することができます。そしてOracle Databaseが行うようなI/Oパターンを簡単に発生させることができるのが特徴です。要はDatabaseをインストールしなくてもDatabase的なI/O負荷で性能測定ができるというツールです。ダウンロードはこちらから。 http://www.oracl
8 I/O構成および設計 I/Oサブシステムは、Oracleデータベースに不可欠なコンポーネントです。基本的なI/O概念を紹介し、データベースの様々な部分のI/O要件について説明し、I/Oサブシステムの設計のための構成例を示します。 この章には次の項があります。 I/Oについて I/O構成 データベース内部のI/O測定 Oracle Orion測定ツールによるI/O測定 8.1 I/Oについて Oracle Databaseでディスク上のデータを読み書きする際は、必ずディスクI/Oが生成されます。多くのソフトウェア・アプリケーションのパフォーマンスは、本質的にディスクI/Oによって制限されます。CPUタイムの大部分をI/Oアクティビティが完了するまでの待機に使用するアプリケーションはI/Oバウンドと呼ばれます。 Oracle Databaseは、適切に作成されたアプリケーションのパフォーマ
7 Oracle Databaseを最適化するためのWindowsのチューニング この章では、Oracle Databaseが最善の環境で実行されるように、Windows Serverオペレーティング・システムをチューニングする方法について説明します。 この章の項目は次のとおりです。 Windowsのチューニングの概要 ラージ・ページのサポート サーバー・コンソールでフォアグラウンド・アプリケーションの優先度を低く設定 アプリケーション・サーバーとしてWindows Serverを構成 不要なサービスを無効に設定 使用しないネットワーク・プロトコルを削除 ネットワーク・プロトコルのバインド順序をリセット 複数のネットワーク・インタフェース・カードの順序を設定 最新の信頼性の高いWindows Server Service Packを適用 ハードウェアまたはオペレーティング・システムのストラ
第1章 目からウロコのOracleパフォーマンス分析テクニック 日本オラクル株式会社 コンサルティング統括本部テクノロジーコンサルティング本部 小田 圭二(おだ けいじ) 目次 Part1 間違いだらけのOracleパフォーマンス分析 Part2 標準ツールでOracleの状態を正確に知る方法 Part3 OSとI/Oはパフォーマンス低下にどう影響するか OracleとOS・I/O・ネットワークの関係 OSの稼動状態はOracleに大きく影響する 低使用率でもCPUがボトルネックのケース CPUリソースを大量消費するSQL文 データベースの性能とディスクI/O I/O性能の計測方法 wait I/Oが大きい=I/Oボトルネック? I/Oデータの例 少し難しいI/Oパフォーマンストラブル おわりに Part3 OSとI/Oはパフォーマンス低下にどう影響するか OracleとOS・I/O
バッファ・キャッシュを使うためハッシュ・チェーンを探索したり変更を加えようとするセッションは、 必ずそのチェーンを管理しているcache buffers chainsラッチ(以降、CBCラッチ)を獲得しなければなりません。 このラッチを獲得する時に、競合が発生するとlatch:cache buffers chains待機イベントで待機します。 Oracle9i以降からは読み取り専用を保護するため、チェーンを探索する場合にはCBCラッチを 共有モードで獲得し、競合を減らせるようになっています。これには一つ注意すべきことがあります。 理論的にはSELECT文が同時に発行された場合は、CBCラッチを共有できるため、 CBCラッチ競合が発生してはいけませんが、実際テストをしてみるとラッチ競合は相変らず発生します。 その理由は、バッファ・ロックと関連があります。読み取り専用で作業を行うために共有モー
需要はほんとにあるんだろうかと思って反省会企画第1弾を書いたところ、 sql_traceパラメータの設定 http://d.hatena.ne.jp/nijimass/20080513/1210688832 「DBMS_SYSTEM」「トレース」なんかでの検索痕が結構ありました。 いろいろ見てくれてるひとはいるんですね。 ということで、トレースを取ってみる第2弾です。 今回は前回の最後でちょっと触れた、「DBMS_MONITOR」。 Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス 10g リリース2(10.2) 60 DBMS_MONITOR http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle10g/102/doc_cd/appdev.102/B19245-01/d_monitor.htm
<待ちイベントに関する検証 その10> ペンネーム: ダーリン 【log file sync/log file parallel write】 さてさて、待ちイベントの検証も大詰めを迎えました。 前回は、更新処理が行われたときに発生する待ちイベントとして、 log buffer space が待ちイベントの最上位に来ていました。この待ちイベント は log buffer が足りないときに発生するので、これを回避するために初期化 パラメータの log_buffer を大きく設定してその効果を確認してみました。す ると、待ちイベントの発生回数が下がり、待ち時間も減少していることが確認 できましたね。 log buffer = 6120448 のときの待ちイベント: ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ event wait_class total
Oracle Database パフォーマンス・チューニング・ガイド 10gリリース2(10.2) B19207-02 5 自動パフォーマンス統計 この章では、パフォーマンス統計の収集について説明します。この章には次の項があります。 データ収集の概要 自動ワークロード・リポジトリの概要 自動ワークロード・リポジトリの管理 データ収集の概要 パフォーマンスの問題を効果的に診断するには、統計が使用可能である必要があります。Oracleでは、システム、セッションおよび個々のSQL文について様々なタイプの累積的な統計が収集されます。また、セグメントとサービスに関する累積的な統計も追跡されます。このような有効範囲内でパフォーマンスの問題を分析する場合、通常は、問題となる期間中の統計の変化(デルタ値)を調べます。特に、期間開始時における統計の累積値と終了時における累積値の違いを調べます。 統計の累積値
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