岡田克也外相とオーストラリアのラッド首相の会談が行われた20日、首都キャンベラの日本大使館前で、反捕鯨団体シー・シェパードの活動家ら30人以上が集まり、「日本よ、私たちの鯨を殺さないで」とする横断幕を掲げるなど、日本に対し、南極海での調査捕鯨をやめるよう訴えた。 活動家らは、公海上で日本の第2昭南丸に乗り込んだSSのピート・ベスーン船長の即時解放も要求。SSの報道担当は「もし、日本が野蛮な鯨の大量殺戮を続けるなら、シーシェパードは常にその現場に向かうだろう」と述べた。 一方、ピート船長の祖国、ニュージーランドでは、野党労働党の議員が自らのブログに「彼は偉大なニュージーランド人だ。今、政府がしている以上の支援を受ける価値がある」と記すなど、乗り込み行為について称賛する声が出ている。