フィッチ・レーティングスは26日、日産自動車の信用格付けをジャンク級に引き下げた。21日のムーディーズ・ジャパンに続く格下げで、主要格付け会社3社全てから投機的格付けを付与されたことになる。 フィッチは収益低迷と回復見通しの不透明を理由に、日産の格付けを「BBB-」から「BB+」に引き下げた。見通しは引き続き「ネガティブ(弱含み)」。 ムーディーズは先週格下げしたが、S&Pグローバル・レーティングは2023年3月23日以来、日産を投機的格付けとしている。 青山悟氏率いるフィッチのアナリストチームは26日発表したリポートで「格下げは、日産の収益性が依然として低く、回復の軌道が予想よりも遅れていることを反映している」と説明。「今後1-2年は収益性が圧迫された状態が続く」と予想した。 日産は13日、今期(2025年3月期)の営業利益見通しを1200億円に下方修正。純損益は800億円の赤字との見通
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