銀座で交通量の多い晴海通りの地下を横切るように存在する『銀座シネパトス』。1950年代に三十間堀川を埋め立てて出来た銀座四丁目の三原橋地下街に、1967年にオープンした“銀座地球座”と、翌年にオープンした“銀座名画座”という2つの映画館が前身。1989年にヒューマックスの直営館『銀座シネパトス』という館名でリニューアル・オープン。“銀座地球座”を2つに分割して現在の3館体制をとっている。自動券売機でチケットを購入してお目当ての作品を上映している劇場へ入場する。『シネパトス1』のロビーは思ったよりも広いが、『シネパトス2・3』のロビーは猫の額か鰻の寝床。ロビーでゆったり…なんて昨今のミニシアターとは対局にあるのが潔いではないか。場内はいずれもワンスロープで、お世辞にもどの席からでもゆったり観賞が出来るとは言えない環境だったが、嬉しいのは前方列の座席に角度が付いていてリクライニング状態で観賞出