先週開かれたPDC2008では、「Windows Azure」と「Windows 7」が話題の中心だった。 既存のサーバービジネスを捨てて Azureを簡単に言えば、マイクロソフトのサーバー製品を切り売りするようなものだ(関連記事1)。これまでのサーバー製品ユーザーは、ハードウェア、Windows Serverや各種サーバーソフトウェア、開発ツールのVisual Studioなどを購入して、システムを構築していた。これを基盤として、その上で各種のインテグレーターや開発者などがビジネスを展開するという環境が成り立っていた。Azureはそのハードウェアをマイクロソフトが作るデータセンターに移すだけで、基本的な開発手法やサービスのアーキテクチャーはほとんど変わらない。 すでに大きな市場が存在する環境で、“構造が変わらない”というのが重要なポイントなのだろう。いきなりGoogle型の「システムを見