「チョットこの本を読んでみて」 と妻殿から手渡されたのが、中学社会の歴史教科書。 我家では中学生の子供などいないし、我々夫婦は教師などとは縁遠い存在。 どうして読めというのか判りませんでしたが、ペラペラとページをめくって。 「ワッハハ、こりゃ面白い。 これはえらく手の込んだ パロディ だな。 ちゃんと教科書のような装丁まで施して、書いてある中身は 皇国史観 じゃん」 「冗談じゃないのよ、これはちゃんとした文部省検定済みの教科書なのよ」 私はチョットビックリして、再度丁寧に読んでみました。 古代では天孫降臨から神武天皇の話は出てくるし、神々の系図まで付いている。 「まー、古事記や日本書紀の神話の話は、あくまで神話であって、むしろ本当の歴史はどうだったのかとか、古事記や日本書紀はどういう背景で書かれたとかを主題にすべきだろうに。 この教科書を作った方々は 皇国史観に凝り固まっているようだな・・