「署名TV」のホームページ画面 インターネットで署名する「ネット署名」が広がっている。ネット上の署名呼びかけに賛同すれば、パソコンの画面で名前やメールアドレスなどを打ち込み、送信ボタンをクリックして終了だ。パソコンがあれば誰でもいつでも署名に参加できるから、大量の署名集めが早くできる一方で、1人で何度も署名しやすいことや本人確認が難しいなどの問題点もある。 ネット署名で知られているのは「楽天」だ。厚生労働省が一般向け医薬品について、インターネットなどを通じた通信販売を禁止する方針(薬事法改正)を打ち出したのに対し、昨秋から反対運動を展開。自社のサイトで署名を呼びかけた。住所、氏名、メールアドレスが登録済みの楽天会員はクリックひとつで署名済みになる。非会員やコメントを書き込みたい人向けには住所、氏名、メールアドレス、コメントの記入欄があるが、必須は氏名だけだ。 署名数が100万件に達し