【ニューヨーク共同】「まだ満足しないのか? どれだけ大きくしたいのか言ってくれ!」。原爆開発に関わった米物理学者の故リチャード・ファインマン氏が、広島への投下直後に原爆の威力に対する評価について、いら立った様子で記した手書きのメモ4枚が1日までにニューヨークで競売に掛けられ、3万ドル(約340万円)で落札された。 競売大手サザビーズによると、間もなく他国も米国の原爆の技術に追い付くとして「私たちが広島にしたことを、彼らもすぐに(米中西部)オハイオ州コロンバスでできるようになる」などと、核拡散への強い危機感も記されている。