【②ザッツ・エンターテインメント、小説とゲームで活躍する才気の塊――奈須きのこ】 奈須きのこである。きのこといえばTYPE-MOONであり、また『Fate』であることは論を待たないわけだが、ざんねんながら『Fate』シリーズは講談社では出ていない。出ているのは「らっきょ」こと『空の境界』である(『DDD』は――うん、まあ)。 この世のあらゆるもののなかに「死にやすい線」を視てしまうという得意な魔眼を持った少女・両儀式を主役にしたシリーズ。 このめちゃくちゃにオリジナルな設定はのちに同人ゲーム史上の大傑作『月姫』に応用されて多くの人を感嘆させることとなる。まだまだ荒削りであることは間違いないが、設定といい、物語といい、キャラクターといい、圧倒的な独創性をそなえた天才的な物語作家の萌芽を見て取ることができるのはたしかだろう。 ただ、この頃の奈須きのこははっきりいって文章がへたで、悪文の典型とい
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