UnicodeのPUA(Private Use Area:私用領域)を使ったアイコンフォント(FontAwesomeなど)には、いくつかアクセシビリティ上の問題があります。この記事では、問題点、対処療法的な解決方法、本質的な解決方法(となりうるもの)について簡単にみていきます。 UnicodeのPUAは私用領域、私的な利用のために使って良い文字(コードポイント)のための領域です。私用領域でない定義された文字(コードポイント)はどの環境でも一意に解釈されるのに対して、PUAの文字(コードポイント)は人/フォント/システムによって解釈が異なります。例えば、PUAでない「U+3042」はどの環境でも「ひらがなのあ」に対応しているものとして解釈されますが、PUAの範囲内はそうではありません。 PUAアイコンフォントの問題 PUAアイコンフォントには、いくつかアクセシビリティ上の問題があります。 1