自民党の森喜朗元首相、古賀誠選対委員長は17日、テレビ朝日の「サンデープロジェクト」に相次いで出演し、景気対策として数兆円規模の大型補正予算案を次期通常国会に提出すべきだとの考えを示した。公明党も年内解散を念頭に大型補正予算を求めており、8月末の政府の総合経済対策のとりまとめに向け、政府・与党で激しい駆け引きが続きそうだ。 森氏は原油高や食料品高騰などによる景気後退を「生やさしい流れではない」と強く懸念。「色々な災害もあり今年度予算の予備費はほとんどない。お金がなければ(政府の総合経済対策は)絵に描いたモチになる。どうせやるならばしっかりとした補正予算を出すべきだ。チマチマ出しても役に立たない」と述べ、大型景気対策の必要性を強調した。 また、小泉純一郎元首相が進めた構造改革を「改革を進めたことが本当によかったのか。そのことで苦しむ人、悩む人、傷付く人を全部切り捨てたイメージができ、地方