TL;DR 歩留まりの数値(成功数/サンプル数)だけを比較しても、どちらが良いかはわからない だが、サンプル数と成功数から「成功確率はほぼ確実にpからqの間である」という範囲(信頼区間)を求めることができる 信頼区間を用いることで、自信を持って比較ができる 技術職のみならず、営業職や経営者にも役に立つ イントロダクション 成功数xと試行回数Nがわかっている時、本当の成功率はわからないが、Nが十分に大きければ「成功率はx/Nに近い」と言える。しかし、特にNが小さい場合、「成功率はこの範囲にあるのではないか」という当たりをつけたいことがある。こういった場面で役立つのが信頼区間である。 信頼区間とは、かいつまんで説明するとこうだ。 例えば、サイコロを投げ、1が出たら成功、それ以外は失敗とする。この時の成功率の信頼区間を、成功した回数と試行回数を元に計算できる。 「70回中7回成功したので信頼区間