『夢みる惑星』(ゆめみるわくせい)は、佐藤史生作のSF漫画作品。 1980年春の号(創刊号)から、1984年5月号まで「プチフラワー」誌に連載。当初は『夢みる惑星より』という連作であった。「竜の谷」・「銀の舟」・「天の足音」・「星の都」・「紅の影」・「夏至祭」(前・後篇)と続いた後で、第七話目より「夢みる惑星」と改題し、連載長篇となった。 コミックス4巻、文庫3巻、愛蔵版4巻が刊行されている。 主人公イリスは、アスカンタの第一王子であるが、出生上の問題のため、母と隠れ住んでいた。が、母は死に臨み、各地の神殿を統括する宗教の中心である「谷」で、ひっそり一生を終えるように言い含め、イリスを「谷」に託す。父モデスコ王はイリスを王にと望むが、一方、「谷」の神官エル・ライジアは、イリスを「谷」の主で、数百年来該当者の無かった大神官(エル・シャッダイ)に推戴し、後のことをイリスに託そうとする。ただし、