育児休暇で降格と減給 違法認定 12月27日 18時9分 大手ゲームソフトメーカーの社員だった女性が、育児休暇を取得したあと、降格され年収も大幅に減額されたのは不当だと訴えた裁判で、東京高等裁判所は「人事権の乱用だ」と認め、会社に賠償を命じました。 この裁判は、大手ゲームソフトメーカーの「コナミデジタルエンタテインメント」の社員だった関口陽子さん(39)が起こしたもので、3年前に長女を出産する際、出産休暇と育児休暇を合わせて10か月間取得して、職場に復帰したところ、2段階降格され、年収も120万円減額されたのは不当だと訴えていました。1審は、ボーナスの査定部分をゼロにしたことは違法だと認め、それ以外の訴えは退けました。2審の判決で、東京高等裁判所の設樂隆一裁判長は、1審に続いてボーナスの査定は違法だと認めたうえで、「大幅な減給をともなう降格を、同意がないまま一方的に行うことは人事権の乱用で