東京ゲームショウ2013(TGS 2013)と、TGS 2013最終日の夜に行われたINDIE STREAM、それともうひとつのイベントについての雑感。 TGS 2013とインディーゲームコーナー 今年のTGSでは国内外のインディーゲームを取り扱う「インディーズゲームコーナー」が設けられた。「インディーズゲームフェス2013」と銘打った本コーナーは、メインステージでは人気の実況主を迎えてのゲーム実況イベントや音楽ライブ、開発者のトークライブなどが行われ、隣のクローズドブースでも実況主によるプレイ実況のライブが行われた。また、展示ブースには応募で集まった43のゲームと、センス・オブ・ワンダーナイト 2013でプレゼンテーションをした9作品*1が展示された。 *1 センス・オブ・ワンダーナイト 2013では10作品がプレゼンテーションを行ったが、『Museum of Simulation Te
「はい、パスポートと書類を(Papers, Please)」 Lucas Pope氏によるインディーゲーム『Papers, Please』を紹介する。本作のプラットフォームはPC。公式サイトのほか、SteamやGOG.com、Humble Storeなどで9ドル99セントで発売中。言語は英語のみ。 『Papers, Please』の舞台は1982年、架空の共産主義国Arstotzka。隣国Kolechiaとの6年間の戦争がついに終結し、国境の町Grestinの半分を正当に取り戻し、晴れて国交が再開することに。その入国審査官として配置されたのが、とある貧しい一家の主人として妻子と義母と叔父を養う、プレイヤーその人である。 仕事自体は非常に簡単。パスポートや関係書類を提出させ、おかしな所がないか見て、入国を許可するか却下するか判定していく。基本的にはそれだけ。それだけなのだが、シンプルな内容が
PLAYISMの厳選4タイトル半額クーポン付き! インディーズゲームの小部屋:Room#262(番外編)「2012年 人気タイトルベスト10」 編集部:ginger どうもこのところ,1週間に2回くらい掲載している気がしてならない「インディーズゲームの小部屋」も,2012年の更新は今回で最後。というわけで,番外編として「2012年 人気タイトルベスト10」をお届けしよう。つまり,自分で今年書いた過去記事を再利用しようというわけで,大変リーズナブルだ。 しかも今回は,本連載の読者のために,国内外の良質なインディーズゲームを配信しているPLAYISMが,同サイトで配信中の人気4タイトルを期間限定で半額で購入できるクーポンを用意してくれた。リーズナブルなうえにお得だなんて(よく見たら同じ意味だけど),PLAYISMの中の人,ありがとうございます! 詳細は本記事の最後でお伝えするので,ぜひお見逃し
彼らは皆かけがえのない存在「Thomas was alone」感想・そして「ICO」から思う今のパズルアクションがもたらす物語の考察 基本的にビデオゲームを遊んでいるとき、アクションの2PプレイやMMOのように対人を介してのものは全く別にして、シングルでのRPGなどを遊んでいる時に仲間が仲間を助け合う関係と言うものを、ストーリーの展開ではなく戦闘などのゲームプレイの中で感じることは最近全くなくなった。 これはオレがすれてきたせいなのか。「ドラクエ2」を遊んだ時に、初めてサマルトリアの王子が仲間になってしばらくくらいはゲームプレイ中にそういう「仲間が助け合う」みたいな行間は見えたかもしれないが、RPGなんてやってる手前すぐさまにそれは戦略上の手段や手駒への評価にすり替わる。みるみるうちに戦略上役立たずであったり、または「ドラクエ4」のクリフトの死の宣告呪文を連発するAIのようにズレて行きはじ
初めて作ったゲームでこの様な賞を頂き、驚くと同時に大変嬉しく思っています。 なかなか手が行き届かなかった点等多々あり、拙い所も目に付く作品ですが、プレイしてくださる方がお楽しみ頂けるよう気持ちを込めて作りましたので、これを機に少しでも多くの人が目を通してくれるようになれば嬉しい限りです。 “リズベルルの魔”は個人的にもとても大事な作品となりましたので、今後も何か作品の世界を広げていければと考えております。 是非とも応援して頂ければ幸いです。 現実世界とは全く異なる、三角錐に海という世界や設定を生み出している点が素晴らしい。美麗なCGや動画、そしてロボットのデザインも含めて世界観がしっかりできている。画面への文章表示が詰まっている感覚が否めないが、キャラ設定や文体の読みやすさ・展開、さらに小さな部分でのこだわりも随所にあり、愛情と実力を兼ね備えた作品といえる。 ディレクター、グラフィック、ス
インディーズゲームの小部屋:Room#223「Wing Commander Saga: The Darkest Dawn」 編集部:ginger このところ週末になるたびに天気が崩れるのは,筆者を引きこもりにしようとする宇宙人の陰謀じゃないかと疑いつつお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第223回は,スペースコンバットシューティング「Wing Commander Saga: The Darkest Dawn」を紹介する。本作はその名のとおり,Ultimaシリーズで知られるOrigin Systemsの名作シューティング「Wing Commander」シリーズのファン達が,10年の開発期間をかけて制作したファンメイドゲームだ。今週末の予報も曇り時々雨ですって……。 Wing Commanderシリーズは,1990年に第1作が発売された人気作品で,27世紀の宇宙を舞台に,地球連邦(Ter
TorqueL(トルクル)がニコニコ自作ゲームフェスの何かの賞を受賞したそうです。 追記:攻略動画を作った そういうメールがドワンゴドメインからきていたのでたぶん本当なんだと思います。 受賞したことは書いていいらしいです。 どの賞かはニコニコ超会議2で行われる授賞式当日わかるとのことです。 追記:ニコニコ自作ゲームフェスの授賞式は28日(Day 2)の11:00-12:00で行われます。一応当日参加予定でいます。生放送もされる(はず)です。 超ゲームエリア│ニコニコ超会議2 公式サイト 超ゲームエリアのスケジュール表(画像直リンク) 追伸:ニコニコとは特に関係ないけどIndiegames.comで記事が上がってました。 さらに追記:28日のチケットと交通費は支給される模様 IndieGames.com - The Weblog Demo: TorqueL, the rolling box
『Monaco: What’s Yours is Mine』の海外レビューです。 機種: XBLA/PC 開発: Pocketwatch Games 販売: Majesco Entertainment/Majesco Games ▼ IncGamers 10/10 『Monaco』は、決断の速度が重要であると同時に、ステルスと先見性のあるプランニングが大切なゲームで、4人で協力プレーを楽しみたい人から、スピードラン動画をアップして自慢したい人まで、万人向けのエンターテイメント性に溢れたゲームに仕上がっている。隅々まで巧みに構築されており、幅広い攻略法には創意工夫が求められる。それに、このチャーミングさに魅了されない人間などいないはずだ。私は既に25時間もプレーしているが、まだ飽きる気配すらしない。『Monaco』はユニークなステルス・ゲームで、素晴らしいデザインのショーケースであり、必ずや
[GDC 2013]高橋慶太氏の「Tenya Wanya Teens」も登場。気になる実験的ゲーム6作品を紹介 ライター:奥谷海人 毎年,GDCの最終日に開催される「Experimental Gameplay Workshop」(実験的ゲームのワークショップ)は,400を超えるセッションの中でも人気が高いものの1つだ。GDC最終日である2013年3月29日の14:30〜16:30という2時間の長丁場であるにも関わらず,これを見るために列を作るのが,多くのGDC参加者の恒例行事になっている。 過去10回にわたって行われてきたこのワークショップからは,これまで「World of Goo」や「flOw」「Portal」といった名作の数々が旅立っている。来場者のインスピレーションを刺激する作品も少なくなく,ここでお披露目することで業界関係者の話題となり,そこから商業的作品として認められたケースも多
本日、GDC会場にて優れたインディータイトルを選出する開発者達の祭典“Independent Games Festival”の授賞式が開催され、アメリカ西部に位置する小さな街を舞台にしたRichard Hofmeier氏の“ドラマチックな”小売シム「Cart Life」がIGFの最優秀賞であるSeumas McNally Grand Prizeを含む3冠に輝きました。 今回は近年の高品質なインディー作品を象徴する作品が並んだ各部門の受賞作品を映像と併せてご紹介します。 Richard Hofmeier氏のドラマチックな露店シミュレーション「Cart Life」が“Grand Prize”を含む3部門を受賞 Seumas McNally Grand Prize(※ IGFにおける最優秀賞):賞金30,000ドル Nuovo Award 賞金5,000ドル Excellence in Narr
■BEEP■ HI THIS IS ‘SHINIMAI’ AT THE LAB. I NEED CREWS WHO TALK ABOUT INDIE GAMES. RIGHT AWAY PLEASE GATHER TOGETHER HERE! I’M AT EAST TOKYO STREET. MAKE SURE YOU HAVE LONG TALK WITH US、 I REALLY NEED SOMEONE TO GET THROUGH TO. THIS GAME IS TERRIBLE AWESOME! SO I NEED HELP… ■CLICK■ 「愛好者たちよ、集え。そして想いの限り『Hotline Miami』について語らえ。集結の場所は東京。」といったところだろう。というわけで『Hotline Miami』でああだこうだと語り明かすユーザーイベントが開かれるので、告知してお
ずいぶんと遅れてしまったが、大好きなゲームなので。 『ふしぎの城のヘレン』とは 『ふしぎの城のヘレン』は、RPGツクール2000製のフリーゲーム。フリゲ2012 - あなたが選ぶ今年のベストフリーゲームにて第2位に輝いたことで知った人もいるかと思う。 斬新かつ、ロジカルな楽しさを持つ1対1の戦闘システムや、よく動く自作ドット絵を筆頭に上質のゲームプレイが詰め込まれているRPGだ。プレイ時間は4~6時間程度とRPGとしては短いながらも、「無駄なく丁寧」が徹頭徹尾貫かれており、その内容は濃密の一言に尽きる。 端的に言って「オススメだからやりなさい」という感じ。 ちなみにトレーラーには、実際にはできないような場面も出てくる。開発者曰く、「動画は開発中のイメージです」みたいなものらしい。 フリーソフト超激辛ゲームレビュー - イチオシレビュー「ふしぎの城のヘレン」 http://gekikarar
2013年3月9日、京都のFanjホールで、日本のインディーゲームを主軸としたイベント“ビット・サミット”が行われた。 その理念や開催理由について詳しくは、すでにファミ通.comに掲載したメールインタビューを参照してほしいが、簡単に説明するとその目的は“日本のインディーゲームを海外に紹介すること”。というわけで、欧米からGamespot、EDGE、Polygon、Wiredといったゲーム関連の大手メディアから記者が集結し、出展した各デベロッパーを熱心に取材していた。 「作りたいゲームを作ろう!」というメッセージ 基調講演を行ったのは『レッドシーズプロファイル』が海外でカルト的な人気を得ているアクセスゲームズのSWERYこと末弘秀孝氏(実際、GDC11の講演はコアなファンが駆けつけていてスゴかったのだ)と、こちらも『トーキョージャングル』の独創性が評価されているクリスピーズの片岡陽平氏。“日
「日本のインディーゲームは欧米のような注目を浴びるべき」 日本産インディーゲームを世界に紹介する“ビット・サミット”主催者を直撃! 日本のインディーゲームデベロッパー(開発者)を世界に紹介するイベント“ビット・サミット”が、3月9日に京都府のKyoto Fanj Hallで行われる。 今回が第1回のイベントでありながら、デジタル配信プラットフォームSteamを運営するValveや、エピック・ゲームズ、Unityなどのゲームエンジンメーカー、そしてGamespotや1up.comなどの海外メディアがスポンサーに名を連ねているほか、デベロッパーの参加募集も早々に満員に到達。各界から注目を集めている本イベントについて、ディレクターを務めるジェームズ・ミルキー氏にメールインタビューを行った。 ――なぜこのイベントをはじめようと思ったのか、そのきっかけを教えてください。 ジェームズ・ミルキー(以下、
「あ、これはブログで詳しく書きたいゲームだな」と思ってTwitterでのツイートは控えめにしたのに、結局、ブログでは触れることなく終わってしまうという失敗が多い筆者がお送りする「インディーゲームの小棚」第4回は、オランダの学生作品『ATUM』を紹介する。本作は、ゲーム外からゲームに干渉するという未来っぽいコンセプトを持った2Dプラットフォーマー。そんな『ATUM』も、昨年秋にあとで紹介しようと思って、最終的にはほっぽり出してしまったタイトルのひとつ。今年はこういうタイトルを減らしていきたい。 ※本連載「インディーゲームの小棚」は、4Gamerで連載されている「インディーズゲームの小部屋」のタイトルとコンセプトを真似たものですが、「インディーズゲームの小部屋」との関連は(私が一方的にファンであるというだけで)一切ございません。 4Gamer - インディーズゲームの小部屋 http://ww
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