神産み神話(イザナギ・イザナミが生んだ神々) オオゲツヒメ(オホゲツヒメ、オオゲツヒメノカミ、大宜都比売、大気都比売神、大宜津比売神、大気津比売神)は、日本神話に登場する女神。『古事記』の神話に出る食物の女神[1]。 オオゲツヒメという名称は「大いなる食物の女神」の意味である。 『古事記』においては、まず伊邪那岐命と伊邪那美命の国産みにおいて、伊予之二名島(四国)の中の阿波国の別名として「大宜都比売」の名前が初めて表れる(『古事記』では、四国は島のみならず一身四面の神としても表現されている)。そしてその直後の神産みにおいて、他の生まれいづる神々に混じってほぼ同名といえる「大宜都比売神」が再度生まれている記述がある。更に高天原を追放された須佐之男命に料理を振る舞う神としても「大気都比売神」が登場する。これらの神が同一神か別神かは明らかにされていない。 高天原を追放された須佐之男命は、空腹を覚