2004年から約17年間Mac OS Xのサードパーティ通知システムとして開発が続けられてきた「Growl」がサービスを終了したと発表しています。詳細は以下から。 Growlプロジェクトのリーダーで、現在はCheniere Energy, Inc.でセキュリティアナリストを務めるChris Forsytheさんは現地時間2020年11月28日、2004年から約17年開発&保守を行ってきたサードパーティ通知システム「Growl」プロジェクトを終了したと発表しています。 It’s been 17 years and this was the hardest thing I have had to write in a while. We’re retiring Growl effective today. https://t.co/naKmUL6yq8 — Chris Forsythe (@T
macOS Big Surのパブリック・ベータ版リリースされたが、肝心の「アレ」は手に入らない。アレとはもちろん「A12Z」を搭載したMacであり、その上で動くmacOSのこと。もちろん、現行のIntel MacでもBig Surは動くが、肝心のARM環境が実際どうなのかは想像の域を出ない。ああ、開発者向けに提供されるA12Z搭載Mac miniさえあれば(NDAがあるからどのみち原稿には書けないけれど)……。 さて、今回のテーマはズバリ「MacがARMアーキテクチャになるということ」。前回、前々回とIntelからARMへのアーキテクチャ移行がスムーズに行えるか、どのような支援ツールが用意されているかを紹介してきたが、今回はARMアーキテクチャへの移行で一変するはずの「仮想化」について考えてみたい。 そもそも「仮想化」とは Intel Macの登場以降に普及したソフトウェアの新ジャンルのひ
確とした資料はないが、Macユーザの多くはiPhoneユーザでもあり、iCloudやAirDropなどの機能を使い連携処理を行うことは半ば常識。しかし、その方法は必ずしも最新・最高効率ではないかもしれない。今回は、iOS 13からショートカットアプリに追加された「オートメーション」機能を利用し、一歩進んだMacとの連携術を紹介してみよう。 「ショートカット」でできること iOSのショートカットアプリは、いってしまえば「AutomatorのiOS版」だ。DeskConnect社が開発した「Workflow」を買収し、改良のうえAppleのプロダクトとして公開した経緯はあるものの、「アクション」と呼ばれる機能単位を並び順に処理すること、ファイルなどのデータをアクションを通じて受け渡しできることなど、基本的なコンセプトはほぼそのままと言っていい。MacでAutomatorを利用した経験があれば、
WWDC22で新しいmacOSが発表された。Venturaという名前で、バージョン番号は13。このネーミングについて解説する前に、これまでのmacOSの流れを、Mac OS X以降にフォーカスして軽くまとめておきたい。 ネコ科の時代(2000~2005) macOSにバージョンナンバー以外の名前が付くようになったのは、NeXTのOS技術をベースに作り直されたMac OS Xからだ。2000年のパブリックベータではシャム猫(Siam)、同年リリースの正式版10.0はチーター(Cheetah)、2001年の10.1はピューマ(Puma)というコードネームだった。製品名がネコ科化したのは2002年の10.2のジャガー(Jaguar)からで、パッケージの「X」ロゴが豹柄になった。 ネコ科(大型)の動物シリーズはその後も採用され、2003年の10.3パンサー(Panther)、2005年の10.4タ
マーチン・ノベル氏が、自身のYouTubeチャンネルで、Mac OS X 10.0~macOS 10.15までのデスクトップ画像を、5分間のタイムラプス動画にまとめて公開しています。 仮想化ソフトにインストール ノベル氏は仮想化ソフトを用いるなどしてこれらのOSをインストールしており、その過程も動画に収められています。 Mac OS X 10.0 Cheetah 2000年9月13日にリリースされたMac OS X Public Betaに続き、2001年3月24日にリリースされたのがMac OS X 10.0 Cheetahです。価格は税別14,800円でした。 Mac OS X 10.1 Puma 10.0から半年後の2001年9月25日に、DVD再生機能をサポートしたMac OS X 10.1 Pumaがリリースされています。 Mac OS X 10.2 Jaguar Classic
Apple Siliconこと「M1」搭載のMacが好調なセールスを記録している。どのオンラインストアを眺めても、ステータスは「お取り寄せ」か数週間先の配送予定日、これから手配しても年末年始をコスパ抜群の新Macで迎えることは難しそう。せめて気分だけでも...というわけではないが、M1 Macならではの小ネタ集をお届けしたい。 仕様が変わった「macOS復旧」 Apple M1を搭載したMac(以下、M1 Mac)で大きく変わったことのひとつに、「macOS復旧」が挙げられる。リカバリーモードなどとも呼ばれるシステム復旧モードのことだが、これまで利用されてきた電源投入直後の「CommandとRキーの同時押し」は廃止、電源ボタン長押しに変更された。 この電源ボタン長押しへの変更は、起動直後にCommand+Rを押しているのにスルーされ頭が「?」となることを数回繰り返すだけのことだが、M1 M
macOSの最新版である「macOS Big Sur」より、今まで長いことバージョンが「10」系であったところからバージョンが「11」系に大きく変わりました。 その影響で、従来からUser_Agentで利用されていた「Mac OS X」という表記からの変更があったのか無かったのかが気になったので、確認してみました。 「Mac OS X」の「X」は「テン」と読み「10」に相当する文字なのですが、「Mac OS X」→「OS X」→「macOS」のように名前が変わる中でバージョン番号というより「バージョン番号が10のときに作ったOSの名前」、のような印象があり、加えてもうUser_Agentがあんまりそこまで大きく変わることもないような、などなど思いつつ。 目次 1. 従来のMac OS XでのUser_Agent例2. Chrome3. Safari4. Edge(Chromium版)5.
iPad Pro(2020)上で、Mac OS X Leopardを動作させる映像が公開されています。エミュレーターにインストールしたMac OS X Leopardからの動作ですが、脱獄もせず、標準アプリは問題なく動作しています。 iPadでMac OS Xが動く……!!YouTubeチャンネル「Hacking Jules」よりiPad Pro(2020)で、Mac OS X Leopardが動作する映像が、YouTubeチャンネル「Hacking Jules」で公開されています。 公開された動画では、iPad Proの脱獄(Jailbreak)は行われておらず、UTMエミュレーターにMac OS X Leopardをインストールしています。 UTMエミュレーターはx86_64、ARM64、RISC-Vを含む30以上のプロセッサをサポートするiOS用の仮想マシンホスト。現実問題としてiP
※本サイトは、アフィリエイト広告および広告による収益を得て運営しています。購入により売上の一部が本サイトに還元されることがあります。 macOS Big Sur 11.3から、Mac App Storeを経由せず、iMobie M1 App Checkerなどを使用してインストールしたiPhone/iPadアプリで、デベロッパーが、アプリ状況として「macOSに適応させる」を選択していない場合実行出来ないように変更を加えています。 また、IPAファイルをダウンロードできたとしても、デベロッパーがmacOSに適応させるを選択していない場合、インストール出来ないように変更を加えています。 デベロッパーがmacOSに適応させるを選択することで、Mac App Storeからダウンロード可能になるiPhone/iPadアプリ以外は利用出来なくなったと考えた方が良さそうです。
Mac OS X 10.4 Tiger時代に開発されたオープンソースのオーディオプレーヤー「Cog」が、最新のmacOSに対応してMac App Storeでリリースされています。詳細は以下から。 CogはVincent Spaderさんが2005年に開発したオープンソースのオーディオプレーヤーで、Spaderさん2008年にソフトウェアエンジニアとしてAppleに入社するまで開発が続けられていましたが、Appleでは個人のプロジェクトが許可されていないとして、2012年頃にHaru Mamburuさんがプロジェクトを引き継ぎメンテナンスが行われていました。 その後、2013年になり、このプロジェクトをWindows用の音楽プレイヤー「foobar2000」の開発をされているChristopher Snowhill(kode54)さんがフォークし、2022年06月に「Cog (kode54
1台のPCで複数のOSを起動できる環境、必要に応じてOSを選べる環境を意味する「デュアルブート」。仮想化ソフトの普及もあり話題に登ることは減ったが、かつてはPCをデュアルブート化する小特集が雑誌で組まれていたほど熱いテーマだ。 しかし、デュアルブートのニーズは今後もなくならないだろう。仮想化ソフトのようにホストOS/ゲストOSのレイヤーがなく、結果としてオーバーヘッドも生じないことから、いまなお"複数のOSをベストパフォーマンスで実行する"ための最適な環境だからだ。 たとえば、「Boot Camp」。Intel Macから登場したデュアルブート環境支援ツールであり、おもにWindowsをMacで動作させるための道具と位置付けられている。デュアルブート化で必須となる内蔵ストレージのパーティション再構成、Windowsのインストール後に必要となるドライバ一式のダウンロードなど、一連の作業をワン
Appleが開発し2011年に有料で提供を開始したMac向けOS「OS X Lion」と、その後継バージョン「OS X Mountain Lion」が無料になり、配布ページから自由にダウンロードできるようになったことが明らかになりました。 Mac OS X Lion Installer https://support.apple.com/kb/DL2077 Mac OS X Mountain Lion Installer https://support.apple.com/kb/DL2076 Apple veröffentilcht kostenlose Installer für OS X Lion und Mountain Lion - Macwelt https://www.macwelt.de/tipps/Apple-veroeffentilcht-kostenlose-Insta
初のオンライン開催となったWWDC、出し物はいろいろあったが、やはりインパクトが大きかったのは自社設計SoC「A12Z」の採用を皮切りとしたARMアーキテクチャへの移行開始宣言だ。本誌にもレポート記事が三々五々掲載されるのだろうが、Macのアーキテクチャ移行を幾度か見守ってきた当コラム(なにせ前世紀から続いているもので)としては、「ユニバーサルバイナリ」と「Rosetta」について語るのが役目というものだろう。 Macユーザとして気になるのは、ARMアーキテクチャへのスムーズな移行だろうが、結論からいえば「ほぼ問題なからん」となる。MacOS 9より前、いわゆるClassic MacOSのときに行われた68KからPowerPCへの移行はさておき(連載開始前でありフォローしていない)、Mac OS X登場以降2度にわたり行われたアーキテクチャ移行では特段の問題は生じなかった。 その理由は「M
Appleが開発するmacOSでは、すべてのバージョンに高画質なデフォルトの壁紙が付属しています。 2001年にリリースされたMac OS X 10.0(Cheetah)から、2019年10月にリリースされたmacOS 10.15 Catalinaまで使用された歴代の壁紙を、Apple中心の情報サイトである512 Pixelsが公開しています。 Every Default macOS Wallpaper – in Glorious 5K Resolution – 512 Pixels https://512pixels.net/projects/default-mac-wallpapers-in-5k/ ◆Mac OS X 10.0 (Cheetah)&10.1 (Puma) Mac OS X 10.0および10.1では同じ壁紙が使用されていました。過去にAppleが採用していたデザインテ
See also my blog Contents Optimization manuals Vector class library Object file converter and disassembler Subroutine library ForwardCom: An open standard instruction set for high performance microprocessors Test programs for measuring clock cycles in C++ and assembly code Floating point exception tracking and NaN propagation CPUID manipulation program Links Optimization manuals This series of fiv
初代Rosettaをリアルタイムで経験した身としては、正直Rosetta 2のパフォーマンスは狐につままれたような気分だが、iOSアプリがそのまま動くというのもまた不思議な話だ。同じARMアーキテクチャだから(バイナリに互換性がある)、iOSはmacOS派生で使用するフレームワークも共通なものが多いからということは理解できるが、ここまであっさり動くとは。拍子抜け、という言葉が腑に落ちる。 とはいえ、macOSネイティブのアプリとの相違点は必ずあるはずで、特別な仕様や制約があるかもしれない。今回は、M1 MacにおけるiOSアプリのあれやこれやを調べてみよう。 iOSアプリのフォルダ構造 Mac App StoreでiOSアプリをダウンロードすると、ファイル一式はmacOSのセオリーに従いアプリケーションフォルダ(/Applications)にインストールされる。一見単一のファイルだが実際は
ssh についてもう少し詳しくなろうと色々と調べたり手を動かしたりと勉強する中で、ssh-agent の Mac での扱い方、挙動に数日悩んだので調べてみました。 ssh-agent とは ssh-agent is a program to hold private keys used for public key authentication (RSA, DSA, ECDSA, Ed25519). ssh-agentは、公開鍵認証(RSA、DSA、ECDSA、Ed25519)に使用される秘密鍵を保持するプログラムです。 The agent initially does not have any private keys.Keys are added using ssh(1) (see AddKeysToAgent in ssh_config(5) for details) or ssh-
MicrosoftがWEBブラウザ「Microsoft Edge」をリリースした。2018年末にEdgeをChromiumベースで再構築する方針を発表、翌4月に最初のプレビュー版を公開して以来順調にアップデートを続けており、いよいよ正式リリースの運びとなった。そこで今回は、EdgeのMac版をレビューしてみたい。SafariにもChromeにもない機能の数々は、多くのMacユーザにとって新鮮に映るはずだ。 そもそもMicrosoft Edgeとは EdgeのMac版と紹介したが、Edgeにはいくつかの開発途上版が存在する。独自機能を紹介するうえで、この辺りの理解は不可欠となるため、かんたんにまとめておこう。 まず、Edgeには今回公開された正式版のほかにBeta版とDev版、Canary版が存在する。後3者はMicrosoft Edge Insider Channelsで公開されており、C
「プライベートWi-Fiアドレス」の必要性 9月17日にiOS 14がリリースされ、次はmacOSの番。いよいよ「Big Sur」ことmacOS 10.16を自分のMacで見る日が...なかなか来ない。気付けば暦は神無月、半袖では肌寒い季節になってしまった。これでは連載を更新できないと思案していたところ、手もとのiPhoneが目に留まる。そうだ、iOS 14で"先取り"している機能があるはず! macOSで開発した機能/APIをiOSに持ち込む流れはいまや昔、先にiOSで実装する「モバイルファースト」がAppleに定着して久しい。寂しい気もするが、MacでもiPhoneでも機能的な前進は歓迎されるべきこと、どちらが先でもいいじゃないか。 「プライベートWi-Fiアドレス」は、そんなモバイルファーストで用意された機能のひとつ。接続対象、すなわちWi-Fiアクセスポイントごとにランダム生成され
macOS 14 Sonomaのフルインストーラーサイズは、Mac OS X 10.7 Lion以降で最大の約12.9GBになっているので注意してください。詳細は以下から。 Appleは現地時間2023年09月26日、新しいスクリーンセーバーやデスクトップに配置できるウィジェット、ゲームモードなどの新機能を搭載した「macOS 14 Sonoma」を正式にリリースしましたが、このSonomaのフルインストーラー(アプリ)のサイズは約12.9GBとなっています。 このフルインストーラーアプリのサイズは、Appleがインストーラーをダウンロード方式にしたMac OS X 10.7 Lion以降では過去最大で、新しいスクリーンセーバーなどが搭載されたためか、
2000年に公開されたMac OS X (Public Beta)に搭載されていたMusic Playerを再現したミュージックアプリ・コントローラー「Music Remote for Macintosh」がリリースされています。詳細は以下から。 AppleはMac OS X 10.0 Cheetahのリリースを翌年に控えた2000年、Mac OS XのPublic Beta版を29.95ドルで販売しましたが、そのPublic Beta版に搭載されていたCDやMP3ファイル再生アプリ「Music Player」を再現したミュージックアプリ・コントローラー「Music Remote for Macintosh」が新たにリリースされています。 On September 13, 2000, Apple Computer released the first Public Beta of Mac
macOS 11 Big SurではPowerPCからIntelへ移行したMac OS X時代と同じく、Finderやシステム情報からIntel/Apple Silicon対応のUniversalアプリを確認することが可能です。詳細は以下から。 Appleは日本時間2020年11月13日、デザインを刷新しIntel/Apple Silicon Macをサポートした「macOS 11 Big Sur」をリリースしましたが、このmacOS 11 Big SurではApple Siliconのサポートに伴いx86_64とarm64バイナリを含み、IntelとApple Silicon Macでネイティブ動作するUniversal 2対応アプリを扱うことが可能になっています。 WWDC20ではこのUniversal 2対応アプリを確認する方法として、PowerPCからIntelへの移行時代にも使わ
AppleがmacOS 15 SequoiaのインストーラーアプリをMac App Storeで公開しており、アプリケーションサイズはMac OS X 10.7 Lion以降で最大の約14.5GBとなっているので注意してください。詳細は以下から。 Appleは現地時間2024年09月16日、iPhoneの画面をMacに映し出し操作できるiPhoneミラーリング機能やアプリケーションウィンドウをタイル状に並べられるウィンドウマネージャー機能、パスワードアプリを搭載した「macOS 15 Sequoia」をリリースしましたが、AppleはこのSequoiaのインストーラーアプリをMac App Storeで公開しています。 ダウンロードしてみたところ、macOS 15.0のインストーラーアプリのディスク上でのサイズは、Appleがインストーラーをダウンロード方式にしたMac OS X 10.7
Mavericksのインストールディスクを作る前にまずはディスクを作る前に、そもそも現存していないMavericksをどうやって手に入れるかということなんですが、これを解決するためには1つだけ条件というか、持っていなくてはいけないものがあります。 それは です。 プリインストールってなんぞ?って思う人もいるかもしれませんが、これは購入段階のインストールOSがMavericksのMacであるということです。 幸いにも僕はそのMacを持っていたので解決できましたが、それがないという人は誰かに借りるなり、中古で購入するなりしなければいけません…。(ここで大半の人が挫折しそうw) なのでそれがある人のみついてきてくださいw ネットを調べると怪しげな海外サイトのOSダウンロードページとかあるのですが、実際にダウンロードしてみたところ、全部ファイルが壊れていてダメでした。(どうなっても良いMacで検証
※本サイトは、アフィリエイト広告および広告による収益を得て運営しています。購入により売上の一部が本サイトに還元されることがあります。 Appleが、ソフトウェア・アップデート経由で、macOSの最新版「macOS Sonoma 14.0」の提供を開始しています。 macoS Sonomaは、生産性と創造力を高めるまったく新しい機能を搭載しています。美しいスクリーンセーバとデスクトップに追加できるウィジェットで、Macをパーソナライズ方法がもっと見つかります。プレゼンテーションの一部に常に自分が表示される新しい方法で成果を発表すると、ビデオ通話中にあなたの存在感を高めることができます。SafariのプロファイルとWeb アプリを使うと、まったく新しい方法でブラウズを管理できます。ゲームモードでは、ゲームのパフォーマンスが大幅に向上します。Sonomaでは、メッセージ、キーボード、アクセシビリ
2020年という年は、Macというプラットフォームの転換点として記憶されるのではないか。それくらい「M1」という形として現れた「Apple Silicon」のインパクトは大きかった。しかし、それだけではない。A4以降の自社設計SoCが進化しM1に結実したという理解も正しいが、その背景には慎重な計算と判断があったであろうことは言うまでもなく、やや単純化し過ぎているきらいがある。 では、Apple Silicon以降のMacプラットフォームはどういう存在で、どのような方向へ向かっていくのだろう。年始企画として、事実を積み重ねながら2021年以降のMacの姿を想像してみたい。 Apple製品のプロセッサは1つ 「M1」というプロセッサは、一口にSoC(System on a Package)とはいえない構造を持つ。EET ASIAのこの記事など、各所にM1を分解・解析したレポートが掲載され始めて
もうすぐ4月、入学・新学期の季節。例のウイルスのせいで節目の儀式は寂しい状況になっているが、嘆いてばかりもいられない、これからのことに目を向け準備万端整えたいもの。持て余すほど時間があるのなら、この際PCに慣れておくのも悪くないだろう。 現在、多くの大学では情報教育に力を入れており、さまざまなカリキュラムが用意されている。ワープロやスプレッドシートといったアプリケーションの使いかたもあれば、JavaScriptやPythonを利用してちょっとしたゲームを作る、といったものまである。教材もよく考えられていて、生徒がつまずきやすそうなところを先回りするかのような配慮も見かける。真面目に取り組めば、それなりの力がつくはずだ。 しかし、全体的な傾向として"いきなり本題に入る"教材が多いような気がする。ある程度の経験を積んだ者同士であれば、暗黙の了解事項は端折って話をするものだが、まったくの未経験者
Mac OS Xがリリースされて以降、Mac OS 9以前のバージョンはClassic Mac OSと呼ばれるようになりました。 画面構成は現在のmacOSと似ていますが、Dockではなくランチャーが存在し、アップルメニュー内はプログラム一覧といった感じ。 Linux Live CDのようにインストールディスクから直接起動することができ、その上でインストールする形でした。当時のMacはCDからブートするためにキーボードのCを押しながら電源を入れるんでしたね。 機能拡張やアプリのインストールなどはほとんど、Finderでファイルをコピーするだけで完了し、それこそFinderでHDDの中身を全部他のHDDにコピーするだけでシステムをクローンできるレベルでした。 CoplandClassic Mac OSは1990年代になると基本設計の古さから多くの問題を抱えるようになり、全く新しいOSの開発が
AppleがiOS 9.3.6およびOS X 10.11 El Capitan以前のiPhone/MacとFaceTime通話がつながらない不具合などを修正した「iOS/iPadOS 13.4.1」をリリースしています。詳細は以下から。 Appleは現地時間2020年04月07日、最新のiOS/iPadOS 13.4搭載デバイスからiOS 9.3.6以前のiPhoneおよびiPad、OS X El Capitan 10.11.6以前のMacとのFaceTime通話に参加できない不具合を修正した「iOS/iPadOS 13.4.1 Build 17E262」をリリースしています。 この問題は、Appleが03月にリリースしたiCloud Driveフォルダ共有やiPadでマウスやトラックパッドなどのポインティングデバイスをサポートした「iOS 13.4&iPadOS 13.4 Build 1
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