首都圏の鉄道やバス事業者でつくる「パスモ協議会」は2日、ICカード乗車券「パスモ」のホームページで行っている乗車履歴などの照会サービスを1日午後4時10分に停止したと発表した。近親者らが乗車履歴を閲覧できることから、浮気調査を勧めるサイトがインターネット上にあふれているため。協議会は対応策を検討する。 外部からの指摘で2月末に発覚した。サービス再開時期は未定。 協議会によると、照会サービスが利用できる「マイページ」には、カード番号、氏名、生年月日、電話番号を入力するだけで履歴が閲覧できる。カードには番号と氏名だけしか書かれておらず、紛失しても第三者に情報が漏れることはないが、協議会では今回のような盲点が他にもないか検証する。【和田浩幸】