ゼンリンの広報担当はブルームバーグの電話取材に対し、22日時点でグーグルマップから自社社名が消えている事実を認めた上で、契約状況の詳細についてはコメントを控えるとした。グーグルも回答を控えるとしている。 グーグル日本法人は6日のブログで、今後数週間以内に新しいグーグルマップの提供を開始することを明らかにしていた。グーグルとゼンリンの協業は、ゼンリンデータコム(東京・千代田区)が米グーグル向けに地図情報の提供を開始した05年7月から始まっている。 シティグループ証券の江沢厚太アナリストはゼンリンについて、グーグルマップとの契約が解除された可能性を指摘し、ネガティブサプライズとリポートで指摘。江沢氏によると、21日更新されたグーグル・マップで、画面下部にあったゼンリンのクレジットが表示されておらず、日本の地図データがゼンリンのデータからグーグルが独自で開発したデータに変更されたとみている。 I