意味 くだを巻くとは、主に酒に酔った時、とりとめのないことや不平不満など、訳のわからないことをぐずぐず言うこと。 語源・由来 くだを巻くの「くだ(管)」とは、機織りで糸を紡ぐときに用いる軸のこと。 これを「糸繰車(いとくりぐるま)」に差して糸を巻くと、「ぶうんぶうん」と単調な音が鳴る。 その管巻きの音や糸を巻く動作が、酒に酔った人が同じことを繰り返し、くどくど言う姿に似ていることから、「くだを巻く」と形容されるようになった。 愚痴を撒き散らす印象から、「まく」を漢字で「撒く」と表記するのは誤りである。
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