~ Literacy Bar ~ここはイマイチ社会性のない自称・のんぽりマスターの管理人が、 時事、徒然、歴史、ドラマ、アニメ、映画、小説、漫画の感想などをスナック感覚の気軽さで書き綴るブログです。 ※基本、ネタバレ有となっていますので、ご注意下さい。 山上宗二(あれほど武人を嫌うておった私が、月代も剃らず、肩衣も纏わず、名物すら持たぬ時代遅れの連中なのに……武人との間に真の一座建立はあり得ぬと思うていた己が小さく見える。たとえ、名物がなくとも、新しき価値を、侘びを追い求める一体感と充実感が手に取るように……私は今まで、何と偏見に満ちておったのだ……) いい場面です。 教える側が教えられる側になるというのは黄金のパターンですが、今回の宗二もまさにそれ。織部や秀吉のように中途半端にスレた相手ではなく、純粋に侘び数寄を欲する北条の人々に指南することで、実は己も過去も名物や宗匠の好みから脱してい