フラット化する世界(上)からの続き。 ちなみに個人的に印象に残ったのは「アルカイダは、インフォシスがグローバルな共同作業に使っているのと同じツールを、製品や利益を生み出すのではなく、暴力や殺人を生み出すために使用している。」というくだり。 アルカイダがインターネットを効果的に活用して、その勢力を維持しているという話は良くされますが、たしかにこうやって比較すると、アルカイダのアプローチというのはベンチャー企業が大企業に対してゲリラ戦を展開するアプローチと似ています。 また、もう一つ気になったのが「インターネットは、合理性よりも不合理性を多く伝える傾向がある」というくだり。「不合理性は感情的で、知識を必要としない。だから、より多くの人々に多くのことを説明でき、受け入れられやすい。」と説明されていますが、確かにインターネットでの炎上などの感情的なバッシングを見ていると、なんとも考えさせられるとこ