幽霊の好きなタイの人 真道 重明 2004/01/15. ご感想やご意見はこちらへ タイ国の人は幽霊の話が大好きである。ホラー映画も沢山あるし、テレビでも良く放映される。タイ語では「ピー」と言う。トーン(声調)はタイ語の第五声(北京語の第三声に近い)である。もし第三声(北京語の第四声に近い)で発音すると兄弟の目上(兄、姉)の意味となり、ピー・サーウと言えば「お姉さん」の意となる。ただし、南タイではこの場合の「ピー」は第三声で発音されるので、ソンクラー市など南部タイの人が方言声調で「お姉さん」と言うと、バンコクの標準音では「幽霊女」の意味になる。バンコクの人はクスクス笑う。ちなみに「サーウ」は Lady の意味である。冒頭から話が脇道に逸れた。本題に戻す。 幽霊、お化け、妖怪、もののけ、怪物、等々いろいろあるが、私は浅学にしてその違いは良く分からない。「幽霊とお化けの違いに関する研究論文?」
伝説 大正7年8月15日、北海道在住の鈴木永吉は札幌で開催されていた大正博覧会の見物に出かけると、その帰りに着物姿のオカッパ頭の日本人形を買った。 この人形は当時3歳だった妹の菊子へのお土産である。人形をもらった菊子は大喜び。毎日のようにその人形と遊んでは、寝る時も一緒の布団に入れるほどの可愛がりようをみせた。 ところが翌年の1月24日、風邪がもとで菊子は突然幼くして亡くなってしまう。悲しみにくれた永吉は遺骨と人形を仏壇に祀り、生前の菊子を思い出しながら朝夕拝んでいった。 奇妙な現象が起き始めたのはこの頃だ。驚くべきことに人形の髪の毛が少しずつ伸び始め、オカッパだった髪は肩にかかるほどまで長くなったのである。家族は皆「菊子の霊が乗り移った」と信じるようになった。 その後、昭和13年に永吉は樺太へ移住。菊子の遺骨と人形は、北海道の栗沢町の萬念寺に預けられた。そして終戦後。永吉は幸いにも故郷に
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