2023/10/18 歴史的地名の「行政区画変遷」を大規模オープンデータ化 ~『日本歴史地名大系』を平凡社地図出版との協働により機械可読データとして強化~ 情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤施設 人文学オープンデータ共同利用センター(以下ROIS-DS CODH、センター長 北本朝展)と株式会社平凡社地図出版(代表取締役 西田裕一)は、『日本歴史地名大系』の機械可読データ化に向けた協働を推進し、このたび歴史的地名の「行政区画変遷」に関する大規模オープンデータを公開しました。 『日本歴史地名大系』(用語解説1)とは、全国の歴史研究者の協力を得て地名研究・地域史研究の全成果を結集し、株式会社平凡社が25年(1979年~2004年)をかけて出版した50巻51冊の地名辞典です。この地名辞典の編集にかつて関わった人々の全面的な協力を得て、地名辞典の内容の更新や位置情報(緯度経度)の
古地図と現代地図を重ねて比べられるサービスは数多くあるものの、古地図に書かれている昔の字は読みにくく、一目で理解するのは難しい──そんな不満を解消する新コンセプトのWeb地図「れきちず」のβ版が8月27日に公開された。 れきちずは、昔の日本を馴染みのある現代の地図デザインを使って描いたWeb地図。江戸時代の門や橋、寺社などランドマークとなるものは種別ごとのアイコンで表現し、街道については五街道とその他で色分け。街道に沿って宿場町のアイコンなども配置している。 船の航路についても海上に点線で描いていて、どの港とどの港を船が行き交っていたのか分かる。また、名称についても、例えば江戸城なら「御城」、隅田川なら「大川」と昔の呼び名を使った。 開発者は、オープンソースGIS「QGIS」のソリューション開発やデジタル地図開発プラットフォーム「MapTiler」などを提供しているMIERUNEのデザイナ
NTTドコモは、Webブラウザから閲覧できる地図サービス「goo地図」を、9月27日に終了する。2000年10月1日のサービス開始から23年で幕を閉じることになる。 【その他の画像】 goo地図は、旧NTTレゾナント(2023年7月1日にドコモと合併)が運営するポータルサイト「goo」の地図サービスとして提供されてきた。 ネット黎明期には存在感を発揮したが、2005年7月にはGoogleマップが日本でサービスを開始。ライバルの「Yahoo!地図」も利便性を向上させる中、プレゼンスは薄れていた。 ドコモは「長年にわたり『goo地図』をご愛顧いただきましたお客様に、心より感謝申し上げるとともに、ご迷惑をおかけして誠に申し訳ございません」とコメントしている。
私たちが暮らしていくうえで無くてはならない地図。古来より地理情報を伝える表現技法のひとつとしてつくられてきました。またより多くの人に伝えるため、印刷物となりました。日本において印刷された地図が登場するのは近世です。民間での印刷・出版の拡大によりさまざまな地図や地誌がつくられます。やがて蘭学が発展すると、西洋の地図知識を吸収し、世界が広がります。近世後期には伊能忠敬により近代的な地図づくりが幕を開け、大きな影響を与えました。
台風、豪雨や地震に見舞われた際、予報データと観測データをリアルタイムで分析し、日本各地の被災建物数を予測します。マップ上の情報から、被害の全体像をすぐに把握することができます。過去に発生した台風や地震による被害を表示させることも可能です。
最近、故あって神奈川県央部にある様々な住宅街を訪れる機会が多くなった。 基本的にスマホの地図を見ながら行くので迷うことはないのだが、唯一、完全に道を見失い、なかなか抜け出せずに苦労した住宅街が存在する。 横浜市泉区の中田南を中心とする地区である。路地が複雑に入り組んでおり、まるで迷宮のような住宅街なのである。 1981年神奈川生まれ。テケテケな文化財ライター。古いモノを漁るべく、各地を奔走中。常になんとかなるさと思いながら生きてるが、実際なんとかなってしまっているのがタチ悪い。2011年には30歳の節目として歩き遍路をやりました。2012年には31歳の節目としてサンティアゴ巡礼をやりました。(動画インタビュー) 前の記事:世界遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の17箇所全巡り > 個人サイト 閑古鳥旅行社 Twitter うっかり迷い込み、出られなくなった住宅街 泉区は横浜市の西端部に位置
Code for Historyが水戸市の文化財デジタルデータ/オープンデータを活用した、古地図ライブラリMaplatのデモサイト「ぷらっと水戸」を公開 旅行・観光・地域情報 IT技術を歴史研究に応用する任意団体Code for History(代表: 大塚恒平、相模原市)はこの3月14日、開発する準オープンソース古地図アプリ開発ライブラリのMaplatのデモサイト、「ぷらっと」シリーズに、新たに茨城県水戸市版である「ぷらっと水戸」を追加しました。水戸市の行政、図書館などで公開されているオープンデータや、簡易な利用申請で利用できる文化財のデジタルデータを活用して実現しています。水戸市の観光や歴史学習などへの貢献を目指すとともに、オープンデータや公開データを活用する有効事例として、他の自治体などへの情報公開の重要性、有効性の提起も目的としています。 「ぷらっと水戸(https://s.map
意外にいろいろな地図があり、強みもさまざま。2019年に出した本「地図感覚」でも各地図を紹介したんですが、その頃と比較すると随分事情も変わってきています。この1年半でのネット地図の変化は激しかった…。 こちら、現代の日本人が見慣れているであろうGoogleマップです。昭文社マップルに見慣れた私からすると薄くて見慣れないのと、世界共通仕様なので高速道路がオレンジ色〜に違和感があるのですが、逆にこの色に慣れた人も多いでしょう。私も検索して場所を探す際はよく使います。 続いて見る人が多いであろうYahoo!地図。昨年の本を書いた際にオススメしたのですが、あれから様相がかなり変わってしまいました。見た目のデザインもかなり選べたのですが、それがなくなり…Googleマップに寄ってしまい、あえてYahoo!地図を見る機会が減ってしまいました。コスト削減と最適化の結果とは思いますが、Googleマップに
治水地形分類図は、治水対策を進めることを目的に、国・都道府県が管理する河川の流域のうち主に平野部を対象として、扇状地、自然堤防、旧河道、後背湿地などの詳細な地形分類及び堤防などの河川管理施設等を表示している主題図です。 この治水地形分類図から土地の成り立ちを理解でき、そこから起こりうる水害や地震災害などに対する自然災害リスクを推定することが可能です。 治水地形分類図は、1976(昭和51)年の台風17号による長良川の破堤で濃尾平野が大きな被害を受けたのを契機として、河川堤防の立地する地盤条件を包括的に把握し、さらに詳細な地点調査を行うための基礎資料を得ること、氾濫域の土地の性状とその変化の過程や地盤高などを明らかにすることを目的として、1976(昭和51)年度から1978(昭和53)年度にかけて調査を実施し、この成果をまとめて「治水地形分類図(初版)」を作成しました。2007(平成19)年
変わった生き物や珍妙な風習など、気がついたら絶えてなくなってしまっていそうなものたちを愛す。アルコールより糖分が好き。 前の記事:ショウリョウバッタの醤油入れを作る > 個人サイト 海底クラブ 田畑(現在は住宅地)の真ん中に唐突にあらわれる楕円 楕円が描かれていたのは、明治42年(1909年)に測量された縮尺20000分の1の地図である。つまり、今から111年も前に作られたものだ。 明治42年(1909年)に測図された20000分の1京都北部図。 鴨川と現在の左京区に色を塗ってみた。 市内を南北に流れるのが鴨川、そしてオレンジに塗られたエリアが現在の左京区だ。 この地図に書かれた範囲は今では残らず市街地に覆われているが、当時は市の中心部以外はほぼ田園地帯が広がっていた。 京都御所から見て川向うにあたる左京区も例外ではない。 知っている建物が全然見当たらない。その代わりに巨大な楕円がある。
道路の方角は、隣り合う街どうしで微妙に違っていたりする。それが分かりやすいように道を方角によって塗り分けてみたところ、街の地形や歴史が見えて面白かった。 北海道、東京、京都、ニューヨークなどでやってみた。 今回、こんな地図を作った。 なんのこっちゃと思うが、拡大するとこうなっている。 道路を、その方角によって塗り分けたものだ。 右側の黄色いエリアは江東区。中央のカラフルなのは銀座とか日本橋だ。街ごとに道の方角が少しづつ違うということが色によってとても分かりやすくなっている。銀座から日本橋まで歩くと少しづつ道がカクッと曲がってるなーという感覚があるが、そういうこともまざまざと示されている。 こんなことできるかなと思ってやってみたらできて、結果も面白かったのでいろんな場所でやってみようというのが今回の趣旨です。 (本記事の地図は OpenStreetMap のデータをもとに加工したものです。末
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はじめての場所に行く計画を立てたのに、現地に着いてみたら中に入れず、家族と一緒に座ることも、トイレに行くこともできない状況を想像してみてください。これは、私が 2009 年に車椅子利用者になって以来、何度も感じているフラストレーションです。世界中で 1 億 3 千万人いる車椅子利用者と、身体に障害を持つ 436 万人の日本人にとっても、おなじみの経験でしょう。 では今度は、住所を調べるのと同じくらい簡単に、目的地が車椅子に対応しているかどうかを「出発前に知る」ことができたらどうでしょう。Global Accessibility Awareness Day (GAAD) にあわせて、これを実現する新しいマップの機能を随時提供開始します。 この度、Accessible Places(「車椅子対応の場所」)機能を使って、バリアフリー対応状況を検索結果と Google マップでよりわかりやすく表示
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