道路改良工事現場で見つかった「真珠道」とみられる石畳=4月19日夕、那覇市繁多川 那覇市繁多川にあるシチナンダビラ(識名坂)の道路改良工事現場で、約500年前の琉球王朝時代に造られた「真珠道(まだまみち)」の一部とみられる石畳が発見されたことが20日までに分かった。真珠道は尚真王時代に整備された道路で、守礼門から金城町、シチナンダビラなどを経て国場川河口の真珠港(那覇港)まで約4キロをつないでいた。 那覇市道路建設課によると、石畳は今月中旬に見つかり、市文化財課が調査方法などを検討している。 見つかった石畳は約15メートル。繁多川自治会が2014年に発刊した本「繁多川まーい」にある記述や地域住民によると、石畳は沖縄戦による砲弾で所々破壊されたものの、1965年ごろまで残っていたという。 その後、自治会が道路のコンクリート舗装を求め、70年ごろには自動車も通れる道路となった。その下に石畳が残