バチカンにマクドナルド出店計画、ローマ教会に波紋 【ローマAFP=時事】バチカン市国のサン・ピエトロ広場の隣、カトリック教会の総本山サン・ピエトロ大聖堂の右手に、米ファストフード「マクドナルド」の店舗をオープンさせる計画が、バチカン(ローマ法王庁)の聖職者たち、とりわけ入居予定の建物の階上で暮らす枢機卿たちを激怒させている。(写真はマクドナルドのハンバーガー) この建物には7人の枢機卿が住んでいる。自身は居住していないものの、その7人に代わって15日付の伊紙レプブリカのインタビューに応じたエリオ・スグレッチャ枢機卿は、「控えめに言っても物議を醸す、倒錯した決定だ」「サン・ピエトロのコロネード(列柱)に面する、世界有数の特徴ある広場の建築的伝統にまったく敬意を払っていない」と述べた。また怒った枢機卿の1人は、店舗開設に介入するようフランシスコ法王に嘆願書さえ書いた。 レプブリカ紙によると
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