関心事オブジェクトの「現在の状態」を利用者に提供するパターンのひとつが、REST スタイルの GET 方式。 GET /リソースの識別名(URI) をサーバーにリクエストすると、「現在の状態 ( current state )」の表現 ( Representation ) がかえってくる、というやつですね。 ドメインモデリングのパターンとして、私は、「リソース」を「関心事オブジェクト」、「URI」を「識別キー」という言葉にしている。 実際に、HTTP を使うかどうかは別として、 ◎ リソース(=関心事オブジェクト)の ◎ URI (=識別キー) を指定して ◎ 現在の状態(current state)を入手する というのは、エンタープライズアプリケーションの基本価値のひとつですね。 「関心のあることを知る」という業務の基本ニーズ。 このニーズに応えるための GET 方式のモデリング・設計は
このブログ、1年近くご無沙汰していました。その間なにをやっていたかというと、実はずっと本を書いていました。『Webを支える技術 ── HTTP、URI、HTML、そしてREST』というなんとも挑戦的な題名の本です。技術評論社さんのWEB+DB PRESS Plusシリーズの11冊目で、来月発売される予定です。 Webを支える技術 ── HTTP、URI、HTML、そしてREST山本 陽平技術評論社 2010-04-08 この本は、WEB+DB PRESSで連載していた「RESTレシピ」という連載がベースになっています。実は連載が1年経ったくらいから、技評さんからは書籍化のオファーをもらっていました。ただ、その時点では書いた分量も少ないし、そもそも自分に雑誌記事とは比べ物にならないくらい分量のある本が書けるとは思っていなかったので、書籍ではなく連載継続という形でトータル2年間連載をしました。
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