福井県と聞いて思い浮かぶのは、恐竜の化石発掘や日本一に選ばれた “星空聖地”(※1)など、豊かな自然にまつわるものが多い。 そんな環境をアドバンテージに、福井工業大学は新プロジェクトを立ち上げ、 宇宙研究ブランドの確立に取り組む。 取材・文/石川美香子 デザイン/弾デザイン事務所 企画/ AERA dot. AD セクション 制作/朝日新聞出版カスタム出版部 宇宙研究において、すでに20年もの歴史をもつ福井工業大学。2000年、あわらキャンパス(福井県あわら市北潟)に北陸最大のパラボラアンテナ(※2)を設置したのを起点に、03年には高性能衛星地上局を活用した本格的な衛星データ利用に関する研究をスタート。16年度から文部科学省・私立大学研究ブランディング事業として取り組んできた「ふくいPHOENIXプロジェクト」の成果をベースに、同大はこれまでの研究を発展的に継承する「ふくいPHOENIXハ
