公開討論会に先立ち小沢一郎、菅直人両氏はそれぞれ揮毫した。菅氏は「初心」のころもへんの点を入れ忘れた(栗橋隆悦撮影) 民主党の小沢一郎前幹事長は2日、日本記者クラブが主催した菅直人首相との討論会前に、控室で主催者側から恒例となっている揮毫(きごう)を求められると、力強い文字で「小沢一郎」とだけ書いた。 「今日の気持ちを」と再度促されたが、小沢氏は「真っ白」とおどけながら答え、筆は取らなかった。 これに対し首相は「初心を貫く 平成二十二年九月二日 菅直人」と記した。 もっとも首相は「初心」の「ころもへん」の点を入れ忘れ、「しめすへん」になってしまった。