従来のICカードなどに比べ、安価な無線によるタッチ通信が可能な「NFCタグ」を活用し、企業の販売促進やマーケティングに活用する動きに注目が集まっている。シール状のものでも1枚100円未満のものが登場して、普及を後押ししている。また、グーグル率いるAndroid陣営からNFCリーダー機能を備えたスマートフォンも多数登場し、世界的にも商圏が広がっている。今回は、オンラインからオフラインへの「O2O(Online to Offline)」ではなく、オフラインからオンラインへ誘導する「O2O(Offline to Online)」の切り札ともいうべき「NFC」の最新動向について説明する。 爆発的に増える「NFCタグ」、4年で市場は20倍に 数年前、商品の在庫管理や物流管理などで利用されるICタグを日常のあらゆるものに添付してユビキタスな情報配信を行う取り組みに注目が集まった。しかし、当時はリーダラ
