一瞬の時は積み重なり、記憶の奥底に仕舞われる ウォン・カーウァイ監督の作品は、日本でもファンが多いと思われる。それは90年代に「恋する惑星」が大ヒットして俄然注目を集めたからに他ならない。 ちなみに「恋する惑星」というタイトルは日本版のものである。たぶん、当時の配給会社であったプレノンアッシュが選定したものと想像する。原題は「重慶森林(チョンキン・エキスプレス)」というものであった。原題のままではヒットしなかったに違いない。日本でのタイトルを考えた人のセンスの良さが光っている。 カーウァイ監督の作品は、個人的に大変好きであり何度も繰り返し観ている。先日も「恋する惑星」を観たばかりである。ちなみに、この映画のDVDは2枚持っている。ずいぶん前に購入したものと、2014年にリマスターされたものである。たいして変わりはないが、一応購入したのであった。ポスターも持っていたが、残念ながらいまはない。
「ズートピア」を見た。 結果、少々がっかりしてしまった。「理性」と「野性」というキーワードが引っかかってしまった。(地元には吹替版しかないのでオリジナルの表現は確認できていないけども) 社会差別、偏見モノのストーリーとして見ればよかったのかもしれない。 トランスジェンダーのガゼルが、作中でカリスマ的シンボルとなっているところを見るに、制作陣の意図として設定されたテーマは「一見ユートピアに見える中に残る差別偏見とのたたかい」みたいなやつだと思うよ。 私は理性/野性で読んだので批判的ですが。 ○理性と野性 作中には「理性/野性」という対立軸が存在していた。 (理性/野性とも、理性/本能ともいえる。英語だと「savage」が使われているらしい。「野蛮」だ。) ・・・・・・・「理性による野性の淘汰」をこの時代にわざわざやります? いつの近代人だよ。 残念だったのは、「理性」「野性」の判断基準が恣意
奈良と世界をつなげる「なら国際映画祭」という新しい試み カンパネラ編集部/photo by 鎌田雅洋 05.12.2016 「BAR CAMPANELLA」——ここは東京・表参道の青山通り付近にあるバー。エグゼクティブなビジネスパーソンや各方面のスペシャリストたちが夜な夜な集い、「大人の会話」を楽しんでいる。時代の最先端を行く人たちの刺激的な話を聴くべく、カンパネラ編集長の瀬川明秀がカウンターの席に着いた。今宵のゲストは、映画監督の河瀨直美氏。世界三大映画祭の一つであるカンヌ国際映画祭で、1997年に『萌の朱雀』によってカメラドール(新人監督賞)を史上最年少で受賞。さらに2007年には『殯の森』で、グランプリを受賞した。今年5月のカンヌ国際映画祭では二つの部門で審査委員長を務め、日本では、なら国際映画祭の発展にも力を注ぐ。映画の世界で国際的な評価を高める、河瀨監督を突き動かしているものとは
CosmoAnimato - This is my tribute to great Hayao Miyazaki and... 2014年末に公開され、話題となっているディズニー/ピクサーのアニメ映画「ベイマックス」。ご覧になった方も多いのではないのでしょうか。 ベイマックス|映画|ディズニー|Disney.jp | はてなブログでもその完成度の高さや、日本とサンフランシスコをかけ合わせた舞台「サンフランソウキョウ」の町並みの美しさ、日本のアニメカルチャーへの深い愛情が込められていることなどについて投稿が集まっています。 はてなブログ内外から特徴的な記事や、面白い考察がなされている記事などをいくつかピックアップしてご紹介します。 愛されるキャラクター、王道のプロット id:fujiponさんはベイマックスというキャラクターが、ドラえもんやアンパンマンと重なってみえたというエントリー。 「
■感謝したい なるべく情報を入れずに見に行った。 たぶん「面白いが、悔しい」(こういうのに関われない自分や、日本の映画界の悔しさ)という感想になるのではないかと思っていた。 違った。 一番近い感想は「感謝」だ。これは感謝したい。監督、愛してる。 ■俺史上実写ロボランキング1位 もちろん、微妙なところや突込みどころは大量にある。 あるのだが、それを押し流すだけの勢いがある。 いっちゃなんだが、すばらしい。 俺の人生における、実写ロボット映画ランキング1位が塗り替えられた。 ちなみに2位はゴジラvs釈由美子、3位はロボ・ジョックス、その後トランスフォーマーに続く。Gセイバーはカウントしない。 24年目にしてガンヘッドの解毒がなった。 ■感謝したい映画 パシフィック・リムがなぜ感謝したくなる映画になったのか。 たぶんコレは「この映画のジャンルをリスペクトしている」のが本当に感じられるからだと思う
映画とは、カメラが撮影している過程で結果として被写体が画面上を左右に動くというものではありません。 その点では素人のホーム・ムービーとは違います。 映画は、あらかじめ画面の右なり左の先に、ゴールがあると設定して、そこに到達するまでの葛藤を被写体の左右への動きで表現するというものです。 『月世界旅行』"Le Voyage dans la Lune / A Trip to the Moon/Viaje a la Luna"(1902) 映画ができたばかりの頃のこの短編映画は、画面向かって⇨右側に月世界があると設定されています。 そして、そこまでの行程は⇨向きの移動で表されており、月からの帰還は逆の⇦向きの移動で表されています。 つまり画面の動きのイニシアチブを握っているのは、被写体ではなくカメラであり、画面に映るものは基本的に撮影する側によって管理されたもの、もしくは編集の過程で管理されたもの
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