Javaの既知の脆弱性を突く攻撃がまた新たに発生した。Java 7の最新版に更新すれば問題は解決されるが、Java 6の場合、修正パッチは存在しない。 日本を含む世界40カ国あまりで政府機関や民間企業、学術機関などのコンピュータに感染を広げたマルウェア「NetTraveler」に、Javaの既知の脆弱性を突く亜種が出現したという。ロシアのセキュリティ企業Kaspersky Labが9月3日のブログで伝えた。 それによると、最近ウイグル人活動家に届いたスピアフィッシングメールの中に、正規のWebサイトへのリンクに見せかけて、NetTraveler関連サイトに誘導するリンクが記載されているのが見つかった。 誘導先サイトに仕込まれた「new.jar」という名称のJavaアプレットは、Oracleが6月の定例パッチで修正したJavaの脆弱性(CVE-2013-2465)を悪用する仕掛けになっていた