平成20年7月に退役した第三代南極観測船・砕氷艦「しらせ」(AGB5002)は、11月9日に行われた南極本部総会(南極地域観測統合推進本部 総会)で解体を免れることが決定しました。 先代「しらせ」は老朽化のために平成20年7月に退役、その後後利用について公募を行いましたが、費用の面で折り合いがつかず、同年10月にはスクリューなどの一部を残して解体処分とされることが決定されました。 しかし、鉄価格が下落し、また多くの保存を望む声により再検討され、価格を下げて二度目の公募を実施。4件の応募の中から気象情報会社「ウェザーニューズ」へ売却することが決定され、解体を免れることになりました。 現在は、神奈川県の母港・海上自衛隊横須賀基地に係留中。いずれ千葉港に移され、環境について取り組むためのシンボルとして、また、交流の場として利用されることになるとのことです。 これまで25年にわたり分厚い南極の氷を