ちょっとマニアックな「暗渠」の話、今回は暗渠の見つけ方を中心に。 連載初回である前回は、そもそも「暗渠(あんきょ)」とは何でありどんなところが愉しいのか、ということを書かせていただきました。そもそも「暗渠(あんきょ)」とは何でありどんなところが愉しいのか、ということを書かせていただきました。第2回目である今回は、そんな暗渠の「見つけ方」についてお話しますので、ぜひみなさんご自身で身近な暗渠に触れながら、「水のない水辺」を感じていただければと思います。 暗渠で目にする特定の「しるし」 「…いつも銭湯の煙突を見かけるな…」。暗渠を歩き始めた頃に、そう思ったのです。もともと銭湯は好きだったので、煙突やのれんがあれば自然と目に入ってくるだけなのかもしれない…。しかしそれにしても多すぎる…。そこである日試みに、こんなことをしてみたのです。 図の真ん中の水色の線は品川用水の川跡です。品川用水とは、江戸
