震災4年 見えてきた里親の悩み 3月13日 19時20分 東日本大震災の発生から4年。震災で親を亡くした子どもの数は、岩手県と宮城県、それに福島県の3県で241人に上ります。 その大半は、祖父母やおじ、おばなどの親族に引き取られました。 「新しい家族」は、その後、どのような生活を送っているのでしょうか。 NHKが専門家と行ったアンケート調査では、里親の多くが「家族の絆が深い」と考えている一方で、子どもとのコミュニケーションの難しさも浮かび上がってきました。 盛岡放送局の茂木里美記者が取材しました。 里親を対象にアンケート調査 被災地の3県で親を亡くした子ども241人のうち、親族に引き取られたのは9割以上の224人。極めて高い割合になっています。 これは、突然の震災によって多くの子どもが親を失い、親族が里親に名乗り出たケースが多いからです。 NHKは、里親制度に詳しい日本女子大学の
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