第1話 アルティンの組みひも群 運動する点と組みひも 組みひもの構成要素 組みひも関係式 組みひも群の積構造 組みひもとアミダくじ 第2話 リンクダイアグラムとライデマイスター移動 結び目とリンク リンクダイアグラム 折れ線からなるリンク ライデマイスター移動 円周の埋め込みとしての結び目 向きのついたリンク,絡み数 結び目の合成,結び目の表 第3話 組みひもとリンク――アレクサンダーの定理 組みひもからリンクを作る 結び目から組みひもへ ザイフェルトサークル アレクサンダーの定理の証明 マルコフの操作 ブレイド指数 ザイフェルトサークルの個数とブレイド指数 第4話 カウフマンのブラケット多項式とジョーンズ多項式 カウフマンのステート模型 統計和とライデマイスター移動 ステート模型からブラケット多項式へ ジョーンズ多項式 スケイン関係式によるジョーンズ多項式の計算 カイラリティへの応用など
概要 抽象的でわかりづらいと評判のよくない因果な科目「集合と位相」。そもそもいったいなぜこんなことを学ぶの? 本書を読めば「集合と位相」に刻まれた数学者たちの創意工夫,そして数学の発展の過程がみるみる見えてきます。 こんな方におすすめ 「集合と位相」の授業でつらい思いをしている学生の方現代数学に興味がある一般の方 目次 第1章 フーリエ級数と「任意の関数」 1.1 フーリエの時代 1.2 熱伝導方程式とフーリエ級数 1.3 フーリエ級数の実例 1.4 フーリエの理論の問題点 第2章 積分の再定義 2.1 式としての関数: 18世紀まで 2.2 ディリクレの定理 2.3 リーマン積分 2.4 積分可能性をめぐる混乱 第3章 実数直線と点集合 3.1 点集合 3.2 実数の連続性の3つの表現 3.3 実数は可算でない 第4章 平面と直線は同じ大きさ? 4.1 集合の用語と記号 4.2 集合とそ
この本の概要 アートで数学がより身近になる,数学デッサン教室へようこそ。 見るだけで楽しい数学の“かたち”が,自分で描けるようになったらもっと楽しい! 数学デッサンとは,文字通り“数学”をモチーフに“デッサンを描く”こと ―― デッサンを描くことを通して,かたちをじっくり観察することにより,数学で扱うかたちの不思議さや,絵を描くことのおもしろさを体験していただきたいと思っています。(本文より) こんな方におすすめ 数学とアートのつながりに興味のある方 本書のサンプル 本書の紙面イメージは次のとおりです。画像をクリックすることで拡大して確認することができます。 第1章 数学とかたち 1 回転面 円錐面/二次曲面/トーラス/リンゴ曲面 2 トポロジーのかたち 結び目/トーラス結び目/メビウスの帯/クラインの壺 3 多面体 正多面体/半正多面体/星形正多面体/双曲多面体 4 自然界に関わりのある
この本の概要 数学の知識なしでは生き残れない! 命がけで微積分が無理なく身につく,実用サバイバルホラー小説。 主人公クライグ・ウィリアムズ教授は,数学の授業中に,学生がゾンビ化して教室を襲うという事態に出くわす。未知のウイルス感染により,キャンパス内で狂暴なゾンビと化す学生や教員たち。クライグたちは数学を駆使し,あの手この手で生き残りを賭けるのだった。 巻末にすばやく微積分を復習できる便利な付録「エリーとコナーの微積分入門」もついて,お得な1冊になっています。 こんな方におすすめ 楽しみながら数学を学びたい方 第1章 6時間後 - 生ける屍の授業開始 第2章 7時間後 - 生ける屍の鼠算 第3章 7時間30分後 - 生ける屍のニュートン力学 第4章 7時間45分後 - 生ける屍の速度ベクトル 第5章 8時間後 - 生ける屍の輪舞曲(ロンド) 第6章 9時間後 - 生ける屍の包囲網 第7章
頁 ■著者紹介: 野﨑昭弘(のざき・あきひろ) 東京大学、山梨大学、国際基督教大学等を経て、 現在、大妻女子大学名誉教授。 『詭弁論理学』(中公新書,1976) 『πの話』(岩波書店,1974) 『赤い帽子』(童話屋,1984) 『P≠NP問題』(講談社ブルーバックス,2015)等、著書・訳書多数。 日本翻訳文化賞(1985)、日本数学会出版賞(2007)、瑞宝中綬章(2015)を受賞。 ■内容紹介 ◎ ■目次 第1章 数学と,どうつきあうか 1.1 数学をなぜ学ぶか 1.2 算数・数学が好きになれない理由 1.3 「わかる」ということ 1.4 わからないときは,どうすればよいか 1.5 付録――分数の割り算について COLUMN 0で割る話――よい数学とは/松野陽一郎 第2章 数学書を読む心得 2.1 数のいろいろ 2.2 論理の基礎 2.3 命題と論理演算 2.4 数学的帰納法 COL
黒川信重先生の新著『ラマヌジャン ζの衝撃』現代数学社をざっと一読した。まだ、きちんとは読み込んでない段階だけど、こりゃあ早くファンに知らせなきゃ、ということで、とりあえず、エントリーすることにした。(アマゾンには画像が掲載されてないので、楽天のほうにした↓)。 ラマヌジャンζの衝撃 (双書・大数学者の数学) [ 黒川信重 ] ジャンル: 本・雑誌・コミック > 科学・医学・技術 > 数学ショップ: 楽天ブックス価格: 2,268円本書を読むことには四つのメリットがある。箇条書きにしよう。 1.ラマヌジャンについて、これまで流布してきた人物像が、けっこう誤解だと判明する。 2.ラマヌジャンの研究が、21世紀の数論にどんなに大きな影響力を持っているかがうかがい知れる。 3.ラマヌジャンの数学の周辺に、少なからぬ数の日本の数学者がかかわっていることがわかる。 4.黒川先生の現代の数学状況に関す
非常に難解なのに,なぜか面白い数理哲学の書。白状すると理解できたのは全体の10%もなかったことは正直に告白しよう。特に後半のΩ(オメガ数)を巡る考察のあたりはひたすら文字を追うのみで,それすら辛く,理解すらできなかったのは事実だ。それでも最後まで読み進めたのは,著者の思考過程の明晰さと真摯な態度,さらなる完璧な高みを目指そうとする執念にも似た熱意が圧倒的な迫力で伝わってくるからだ。 そして,読んで理解できないことがこんなに悔しかった本はなかった。こんな本がすらすら理解できたらどれほど気持ちいいんだろうと思った。 表題の『メタマス』とは何か。メタ数学,つまり,数学には何ができるのか,数学にできないことは何なのか,数学の方法論が正しいといえるのか,数学の方法論が正しいことはどうやって証明できるのか,ということを研究する分野のことらしい。これを突き詰めていけば,加減乗除とは何なのか,数字とはそも
ここ数日、堀川 穎二『複素関数論の要諦』日本評論社を読みふけっている。そして、めちゃくちゃ感動している。数学書でこんなに興奮するのは久々のことだ。 複素関数論の要諦 作者: 堀川穎二出版社/メーカー: 日本評論社発売日: 2003/03メディア: 単行本購入: 34人 クリック: 1,278回この商品を含むブログ (2件) を見るこの本を取り寄せたのは、複素積分を新書で解説する、という無謀な計画をぼくが抱いているからだ。その準備となる原稿を書いているのだけど、複素積分に関するコーシーの定理の証明方針に迷っていて、それでいろいろな複素関数論の本をひもといてるってわけ。 本書は、堀川先生が東大の数学科進学の決まった2年生に行った講義を忠実に収録している。その忠実さったらすごくて、演習問題も、期末テストも、それについてのコメントも、成績の分布も、成績評価基準も、追試の点数と人数も、学生から採った
対談 瀬山士郎+根上生也 --- 21世紀の幕開けとともに, 新しい小説のかたちMF(数学小説, Mathematical Fiction)をもりたてていきたいと思い, この対談を企画しました. 今までのMFがSFの一分野に過ぎなかったととらえるなら, 来る世紀はMFとして独り立ちできるように応援していきたいと考えています. すでにMFの著作を世に問うているお二方に, MFの魅力とは, そして, その目指すところを語り合っていただきたいと思います. 根上 SからMになっちゃった感じですね (笑). 瀬山 根上さんはSFというのを昔から読んでいるんですか. 根上 ぼくは基本的に本を読まないタチなので. 中学生の頃, 男の子たるものSFに興味を持たなければいけないという 強迫観念ってなかったですか. 当時のぼくにはそれがあって, 本はもっていたけど, 読んだものは数少ないです. 瀬山 根上さ
昨日(12月20日)の日経の朝刊に、ぼくの書いたマーシャ・ガッセン『完全なる証明』文芸春秋社の書評が掲載されたのだけど、読んでいただけただろうか。ぼくの新聞書評デビューとあいなった。これは、ポアンカレ予想のペレルマンによる解決にまつわるルポルタージュなんだけど、我ながら良く書けたと思う。アマゾンの在庫がいっぺんになくなったのは爽快だった。しかし、そんなに人の本を売ってどうするね。とほほ。 この頃、書評の才能があるかも、などとほのかにうぬぼれることもあるけど、アフィリエイトとやらはやってないのだ。どうやれば申し込めるかわからない、というのが大きな理由だけど、笑い、それよりも書評で金を稼げるようになると、詰まらない本まで躍起になって薦めそうで、自分のせこさが露出するようで嫌なのだ。ここでは、(自分の本の宣伝以外には)邪心なしに、ほんとに気に入った本だけを紹介したいと思ってる。楽しみのために書い
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