15日夜、Twitterのマンガ・書店クラスタで古書店の話題が盛り上がった。興味深い指摘も多く、本来ならばTLトピックスとして扱うところなのだが、今回の話題に関しては当サイトの編集長である筆者自身がこの話題の発端近くにおり、TLでの話題として扱うことに疑問があるため、今回はコラムの形でまとめておこうと思う。 ■「作家に印税が入らない」という新古書店への反発 今回の話の発端は、新古書店を含む古書店に対する風当たりの強さだ。こと流通を含む出版関係者は(ポジショントーク的な部分もあるだろうが)、新古書店を快く思っていない人が多い。 当然といえば当然だ。一般の書店で本を買った場合は作家、出版社に利益が還元される。これがあるからこそ作家も出版社も本を作り続けられる。だが、古書店で売れた場合は、作家にも出版社にも利益が還元されることはない。 特に新古書店と呼ばれる最近の大型古書店では、リリースされたば