今回は、ゲストOSを自動インストールした後に、Puppetを利用してアプリケーションの導入・設定を自動化する方法を紹介します。 Puppetの基礎 アプリケーションの導入・設定を自動化する手法として、導入時に実行する個々のコマンドをシェルスクリプトに記述する方法が考えられます。ただし、この方法には、不便な点もあります。 例えば、導入対象サーバーのLinuxディストリビューションや、そのバージョンによって、実行するコマンドが異なることがあります。複数のディストリビューションやバージョンに対応するには、スクリプト内部で条件判断を行うか、もしくは、複数のスクリプトを用意することになります。 一方、Puppetでは、具体的なコマンドを記述する代わりに、「マニフェスト」と呼ばれる設定ファイルで、そのサーバーの「あるべき状態」を宣言します。次は、この後で実際に利用する、PostgreSQLを導入するマ
