群馬県有数の温泉街、草津町。2019年11月、「町長室で町長と肉体関係を持った」とする元町議からの告白文書を掲載した電子書籍が出版されたことで、町は日本国内のみならず海外からも注目を集めることとなった。 【写真】会見では必ず白ジャケットを着用していた新井元町議(55) それから5年になる今年11月26日。草津町の黒岩信忠町長が、電子書籍によって名誉を傷つけられたとして元町議の新井祥子氏や、電子書籍を執筆したフリーライターらに慰謝料の支払いなどを求めた民事訴訟で、新井氏に165万円の支払いを命じた判決が確定した。 当時、町は「セカンドレイプの町」といった汚名を着せられていたが、この民事裁判や、先んじて行なわれた電子書籍を執筆したフリーライターの刑事裁判では、「町議による性被害告発」が虚偽だったことが判明している。刑事裁判では肉体関係があったと思しき時間帯の録音データの存在が明らかになったが、