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世界の食料の3分の1あまりが廃棄されているのはなぜか。 私たちに何ができるのだろうか。 トリストラム・スチュワート氏は食品廃棄の問題に取り組むイギリス人活動家で、廃棄の実態を赤裸々に描いた書籍『世界の食料ムダ捨て事情(Waste: Uncovering the Global Food Scandal)』(NHK出版)の著者。捨てられる食材を使って道行く人々に食事を提供するイベントや、従来は腐らせるしかなかった余剰農作物を収穫するボランティア活動など、さまざまな活動を展開している。 彼の試算によると、欧米各国で廃棄される食料の4分の1もあれば、世界中で飢餓に苦しむ10億人の人々が食事にありつけるという。こうした取り組みにより、先ごろナショナル ジオグラフィック協会のエマージング・エクスプローラー(新進支援研究者)に選ばれたスチュワート氏に話を聞いた。 食品廃棄の問題に関心を持つようになったの
三陽工業(兵庫県明石市、井上直之社長)のダイバーシティー(多様性)は「やったことがないことをやってみよう」の企業理念を体現している。雇用実績がなくても、業務とマッチングすれば、年齢... マイクリップ登録する
2 資源 地球は有限なので、当然資源も有限である。このまま消費を続けていると、そのうちなくなってしまうのではないだろうか。 2・2 水資源 ヒトに水は欠かせない。生物としてまず水が必要だし、生活用水、工業用水、農業用水としても必要である。だが、世界的には水の供給に悩んでいる地域も多い。降雨量はどうしても季節に偏りがある。だから年間を通じて有効に利用しようとすれば、ダムを造って水を貯めておかなくてはならない。しかし、巨大ダム建設にはいろいろな問題がつきまとう(6・4参照)。 地下水の利用も限られる。深い井戸を掘れば、まわりの浅い井戸が枯れる恐れがある。だいたい地下水として蓄えられている水はそれほど多くはない。また、日本の平野(沖積平野)で大量に地下水を汲み上げると、地盤沈下が起こる可能性がある。そのために、東京や大阪などでは、地下水の利用には制限が設けられている。 海水を真水に変えるには、莫
賞味期限が切れていない加工食品の返品や大量廃棄の要因とされる流通業界の商慣習「3分の1ルール」について、大手スーパーや卸、メーカー約40社でつくる協議会が緩和する方針を決めた。 流通段階のムダをなくすのが目的で、近く有識者を交えた検討チームも発足し、来年度をめどに具体策をまとめる。 飲料や調味料、スナック菓子、即席麺などを対象にした3分の1ルールは消費者の「鮮度志向」に応えるとして、スーパーなどの主導で普及した。賞味期限が6か月の加工食品の場合、製造から2か月以内に卸業者から小売業者に納品しなければならない。「納品期限」を過ぎた商品は賞味期限前でもメーカーなどに返品され、多くが廃棄される。 菓子メーカーなどの団体は「期限に合理的根拠はなく、食品や資源のムダにつながる」として、緩和や弾力的な運用を要望していた。 こうした状況を受け、メーカーや卸、小売りの主要企業が経済産業省の主導で発足させた
【前編はこちら】 「原子力発電の存廃は核燃料サイクル政策にかかっている」といっても過言ではない。 原発を維持すれば、毒性の高い放射性廃棄物を含む使用済み核燃料が溜まり続ける。日本は、長年、使用済み核燃料も資源とみなして再処理し、プルトニウムとウランを回収してリサイクルする核燃料サイクル政策を採ってきた。 だが、リサイクルの前提である高速増殖炉(FBR)の研究開発は、原型炉「もんじゅ」のナトリウム漏洩事故以来、実用化の見通しが立たない。政府は再処理でつくったMOX燃料を一般軽水炉で燃やす「プルサーマル」路線に変更したが、要の六ヶ所村再処理工場は事故や故障の連続で完成せず。建設費は膨らみつづける。工場が竣工しても処理能力に限界があり、使用済み燃料は溜まり続ける。使用済み燃料を再処理しようが、直接処分しようが、いずれにしても放射性廃棄物の「最終処分」が必要だが、その場所や方法は決まっておらず、安
蒲焼きの価格高騰がメディアを騒がせています。牛丼チェーン店では、鰻丼を昨年より100円近く値上げしましたし、数百円の値上げに踏み切った老舗の鰻料理店もあります。 日本人の食べるウナギは、ほとんどがいわゆる“養殖モノ”です。これは天然のシラスウナギ(ウナギの稚魚)を捕まえ、養殖池で育てたものです。タイやヒラメと異なり、飼育環境下で卵から稚魚を育てることのできないウナギは、養殖といえど元をたどれば天然モノなのです。昨今、シラスウナギが不漁となり、養殖モノの出荷量が激減しています。ならば、天然のウナギ資源を保護すれば良いじゃないかということになりそうですが、話はそう簡単ではありません。グアム島近くの太平洋に産卵場を持ち、数千キロの旅をして東アジアへやってくるウナギの生態には、まだまだ未解明の部分が多く残っています。産卵場で生み出されたウナギは、我が国のみならず中国や台湾、韓国にも来遊します。すな
LED照明や液晶テレビなどの部品に使われるレアアースを豊富に含む泥の鉱床が、小笠原諸島・南鳥島近くの海底にあることを、加藤泰浩・東京大学教授らの研究グループが発見した。 日本の排他的経済水域(EEZ)で大規模なレアアース鉱床の存在が明らかになるのは初めて。資源量は、少なくとも日本の年間消費量(約3万トン)の220倍以上と見積もられるという。 加藤教授らは、南鳥島近海の水深5600メートルで採取された海底堆積物の試料を分析した。南鳥島から南西に300キロ・メートル離れたEEZ内の試料から、レアアースを豊富に含む10メートル近い厚さの泥が見つかった。また、この地点から北に約500キロ・メートルの場所や、南東に約500キロ・メートル離れたEEZ外の場所でも、高濃度の泥を確認した。
東京大学の加藤泰浩准教授と海洋研究開発機構などの研究チームは、太平洋の海底でレアアース(希土類)の巨大鉱床を発見した。推定の埋蔵量は陸上の1000倍に達する。レアアースの生産量は9割以上を中国が占める。発見した鉱床を開発できれば、資源供給の多様化や安定につながる。成果は4日、英科学誌ネイチャー・ジオサイエンスの電子版に掲載される。新鉱床はハワイの東西に広がる中央太平洋と、タヒチの東側に位置する
図1 ナトリウム化合物を使った2次電池 小型の単セルを組み合わせた容量9kWhの2次電池モジュールの外観。電池セルを密着させて動作させた大阪製作所所内の構内試験の様子。一戸建てに必要な電池容量を実現できるという。出典:住友電気工業 住友電気工業は2011年3月4日、Na(ナトリウム)化合物を用いた2次電池を開発したと発表した(図1)。資源が豊富なNaを利用しているため、材料コストの低減に向く。 太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギー源と接続して中規模電力網内で電力を蓄える用途や、家庭での定置用途、電池を加熱するスケジュールが立てやすいバスやタクシーなどの車載用途を想定している。 2015年の製品化を予定しており、電池のコストとして、2万円/kWhが視野に入りつつあるという。なお、電気自動車用のリチウムイオン2次電池のコストは10万円/kWh*1である。 開発した2次電池の体積エネル
原材料価格の高騰が家計を直撃し始めた。コーヒー大手が3月以降、値上げを実施するほか、食用油も4月以降の値上げが予定されている。政府は小麦の売り渡し価格を4月に引き上げることを決定しており今後、即席めんやパンなど幅広い食料品に波及することは必至だ。消費を冷え込ませ、景気回復の重しとなる可能性がある。 コーヒー大手のネスレ日本は1日から、インスタントや業務用などを平均11%値上げした。他の大手も4月までに値上げする。背景にあるのは、コーヒー豆の先物相場が2007年平均の2倍に上昇していることだ。 高岡浩三社長はこの日の記者会見で、「これほどの上昇は想定外。企業努力で吸収できる問題ではなくなった。高い状態が続けば秋にもう一段値上げしないといけない」と再値上げの可能性を示唆した。 先物相場の上昇を支えるのは中国をはじめ新興国の需要増と投機マネーの流入だ。コーヒーだけでなく、大豆、トウモロコシ、原油
石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、次世代資源の切り札として期待される日本近海のメタンハイドレート開発のため、海洋研究開発機構の探査船「ちきゅう」を使った海底掘削調査を2月5日から実施する。 日本近海の海底はメタンハイドレートの宝庫で、埋蔵量は国内の天然ガス消費量の約90年分に上るとの試算もある。ただ、海底下の厳しい低温高圧環境に封じ込められ、取り扱いが難しい。採掘の際にメタンガスが異常噴出し、制御不能になるといった事故を防ぐには、事前に地質を綿密に調べ、採掘の地点や方法を注意深く決める必要がある。 今回の調査では、水深700〜1000メートルの海底を100〜400メートルくらいまで掘り抜き、ハイドレートを取り巻く層の地質構造や、掘削穴とパイプの安定性などを調べる。ちきゅうは、海底下7000メートルまで掘り進める、世界最高性能の掘削船。学術探査を目的に建造されたため、コンピュ
中国・江蘇(Jiangsu)省連雲(Lianyungang)の港で、日本向け輸出用のレアアースを含む土を運ぶ重機(2010年9月5日撮影、資料写真)。(c)AFP 【1月15日 AFP】石油天然ガス・金属鉱物資源機構(Japan Oil, Gas and Metals National Corporation、JOGMEC、ジョグメック)は、日本列島周辺の深海に眠るレアアースなどの鉱物資源を深海ロボットで採掘する技術の実用化を目指す計画を前週発表した。 読売新聞(Yomiuri Shimbun)の7日の報道によると、ジョグメックは深海2000メートルまでの深さに対応する遠隔操作ロボットで海底資源を採掘し、パイプで海上の母船へ運び上げる採鉱システムを開発する。 レアアースなどの鉱物資源は、ハイブリッド自動車から携帯電話、液晶テレビまで幅広いハイテク製品に不可欠で、日本などのアジア各国はすでに
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