その名は「アダム(Adam)」。 人の手を借りず自力で研究をこなし、科学的な新知識を発見する史上初のロボットです。 英国バイオテクノロジー・生物科学研究会議(BBSRC)が支援するアベリストウィス大学の研究プロジェクト。リーダーのロス・キング教授は「ゆくゆくは人間とロボットの科学者たちがチームになって、一緒にラボで働けるようにしたい」と抱負を語っています。 アダム君は自分の人工知能(AI)でイースト菌のゲノミクスに関する仮説を立て、それを裏付ける実証テストを考案、ラボのロボたちを使って実験を行い、結果を分析し、それを反復したそうですよ。 念のため人間の科学者たちが別の実験をマニュアルで行って結果をなぞらえ、ロボの報告が正確で新しく、大学のテニュア(終身在職権)欲しさについた嘘じゃないことを確認しました。研究成果は科学専門誌『Science』4月3日発売号掲載中。 アダム君はまだプロトタイプ