ミャンマー北西部サガイン州ラハルで遊ぶ少数民族ナガの子どもたち(2014年12月24日撮影、資料写真)。(c)AFP/PHYO HEIN KYAW 【8月7日 AFP】ミャンマーの保健当局は、同国北西端のザガイン(Sagaing)管区で6月以降、30人以上が死亡した原因が麻疹(はしか)の流行であることを確認した。死者の大半は子どもだという。 ミャンマー保健省疾病管理局のタン・トゥン・アウン(Than Tun Aung)副局長によると、最も被害が大きいラハル(Lahal)町の患者にはしかの抗体検査を行ったところ、陽性反応が出たという。 ザガイン管区はインドと国境を接する辺境の山岳地帯に位置し、少数民族ナガ(Naga)の人々が暮らす。一帯は貧しく、道路や電気もほとんど通っていない。アウン副局長は「医療チームの第1陣が現地の集落にたどり着くのに6日ほどかかった。通信も困難だ」と述べ、ラハルで計3