今、手元にくるまで時間がかかるらしいので、手っ取り早く図書館で借りた。3冊入っているうちのどれも、借りられてなかった。読もうぜ、エブリバディ。 規制に対する嫌悪感を持った著者が語るので、公正さという意味ではどうなのか、という疑問は残しつつ、戦後の規制と言論の自由のせめぎあいについて、非常に資料性の高い内容だ。 当然のごとく、「太陽族映画」についての反発やら、石原現知事の当時の反論についても述べている。 子ども権利条約に最後の最後まで批准しなかった日本と、しかし、常に大人が青少年について心悩ませ、法規制を薦めようとしてきた矛盾について、結局、日本では、青少年は大人の「おもちゃ」で、自分たちの気に入らないものを排除するための、名目に使われてきたという部分には、思わず納得だ。 権利条約には、子どもからの意見表明権が認められている。日本では、これを「子ども」を「児童」と読み替えることで、「高校生」